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うごく! しゃべる! ぬりえーしょん 海のいきもの

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あまねく神竜住まう国」 みんなの声

あまねく神竜住まう国 作:荻原 規子
出版社:徳間書店 徳間書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,760
発行日:2015年02月13日
ISBN:9784198639112
評価スコア 4.5
評価ランキング 8,928
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  • 歴史上の人物に近づきました

     前作『風神秘抄』が出版されたのは10年前、読んだのも10年前。ということで、前作の内容はすっかり忘れ、自分の記憶力のいい加減さに少々(かなり?)淋しい思いをしながら読みましたが、面白かったです。こんな物語世界を紡ぎだせる作者の頭の中はどうなっているのか?と驚くばかりです。

     「源頼朝」=「鎌倉幕府」という単語しか頭に思い浮かばない私でしたが、フィクションとはいえ このお話を読むことで、「源頼朝がかつて人として生きていたんだ」(当たり前なのですが)と感じることができました。河津三郎と和解し、今後友情が育まれそうな場面は微笑ましく、そこに一人の少年の姿を見ました。

     そして今までは各地の神社の縁起や土地の伝承など、「適当な作り話?」と全く気にしていなかったのですが、もっと関心を持ちたいなと思うようになりました。歴史やファンタジーが好きな人におすすめです。

    投稿日:2017/08/07

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  • 風神秘抄の続き

    前作『風神秘抄』からずいぶん経っていて、キャラクターは覚えていてもストーリーが抜けていてアレだったが、しっかりした文章、筋立ては、心地の良い「本の世界」へ誘ってくれる。
    でもやっぱり前作の大筋を押さえてから読むのが良いだろう。前作の業(ごう)が解決されるストーリーになっているので。

    頼朝が伊豆に流された頃を、荻原さんらしい筆致で描き出す。成長ファンタジーになっていて、心象風景がいわゆるファンタジー部分だから地味な感じもしなくもない。
    こういうお話も大好きだが、一見冒険ファンタジー風を期待するつくりだけに、山の部分がけっこうラストに来て、ページ数も少ないことに寂しいような不足感はある。それなのにエピソードが盛大なので、前作と二作でひとつのお話なのかなぁ。再読したくなった。

    しかし、ま、「RDG」の作者ならでは、という気もした^^
    勾玉や風神、荻原さんの和ファンタジーが好きなら読んで損はなし。

    投稿日:2016/03/07

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  • 風神秘抄のその後

    • みちんさんさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 女の子4歳、女の子2歳

    「風神秘抄」のその後のお話。そちらを未読な方はそちらから読むとより良いと思います。
    草十朗や糸世が出てきますが、主人公は伊豆に流された源頼朝(15歳)です。
    頼朝の成長物語。
    面白かったです。
    上質ファンタジーでおすすめです。

    投稿日:2015/10/31

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