きょうりゅうのわかっていること・わかっていないこと(小学館集英社プロダクション)
「わからない」って楽しい!国立科学博物館監修の恐竜絵本!
世界の国からいただきます!(徳間書店)
世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!
並び替え
3件見つかりました
「ぼくの稲荷山戦記」と「水の伝説」と「夜の神話」で、神さま三部作と言われています。 もう古い本になってしまうのでしょうか。もともと名作と思っていましたが、3.11があってから尚更埋もれてはいけないと思ったのでレビューします。 早い話が原発事故の話です。 青い炎に蝕まれるスイッチョさんを助けられるのか。老朽化した原発の暴走はどうするのか。 最初に読んだ時は「おはなし」でしたが、改めて読むと、一人の作家が、(きっとそれなりに取材して)書いていたことを、なぜ政府は、私たちは、との心苦しさを抱えながら惹きこまれました。 現地以外の子供たちには、あの現実はどう落ちたのでしょうか。 読んで欲しいなぁと思いました。大人も子供も、ぜひ手に取ってみて下さい。 特にメルトダウンを食い止めようと奔走する父親たちの思いに文章が割かれており、私的にはいちばん印象的。 ラストの神さまの言葉が今、心に染みます。 本好きなら中学年から。もちろん読ませる内容だし、アニメやラノベで和物ファンタジーが流行中の中高生も手に取りやすいかと思います。
投稿日:2014/11/25
タイトルからは全く想像していませんでしたが、この物語は、もし「原子力発電所」に事故が起きたとしたら……。という、前提で書かれていました。 出だしはいつものたつみやさんの物語っぽく、主人公の少年がその時の自分がどうして“ここにいるのか”を語ってくれています。 読みだすと、インパクトのある始まり方でぐいぐい引き込まれていきます。 初っ端からかえるを自転車で轢いちゃうなんて、わぁ、ついてない子だわ。でもこれで村の神様とか出てくるのかしら。なんて思っていたら、案の定、「家神(座敷童・座敷ぼっこ)」が登場したのですが、主人公のマサミチが慕っている父親の会社の“スイッチョさん(須賀さん)”が出てくるあたりから物語の流れが変わっていきます。 この作品が出たのは、1993年ですが、 1995年に「もんじゅ」でナトリウム漏洩火災事故。 1997年に動燃東海事務所火災爆発事故。 1999年に志賀原子力発電所1号機臨界事故。と続き、 2011年には、東北大震災により、福島原子発電所第1、第2共に起きてはならない大事故が起こってしまいました。 この物語の中でも、会社の損失や、自分の立場ばかり考えて、本当に大事な決断をしなければならないとき、それがができない大人が出てきます。 でも、これを読んだ子どもたちには、そんな大人にはならないでほしいと願います。 読みやすいので、小学校4,5年生くらいからお薦めしたい作品です。
投稿日:2019/06/15
気がつかないでかえるを轢いてしまった正道。罪悪感どころか汚い…と思ってしまいます。 かえるは彼を訴え、裁判に。そして正道は罰を受け、反省します。 それがきっかけで、猫等のことばが分かるようになったり、人の死を感じたり、不思議な能力が。 父親は原子力発電所勤務。父親の同僚で兄のように慕っていたスイッチョさんが被爆してしまい、正道は彼を救いたいと神さまに助けを求めますが…。 命、原子力発電所について考えさせられました。 いい成績とっていい大学に行っていい就職して…と冷めた主人公が変わっていくさまが良かったです。 子供(高学年くらいから)にも大人にもおすすめです。
投稿日:2016/02/01
※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。
しろくまちゃんのほっとけーき / ぐりとぐら / きんぎょがにげた / いないいないばあ / もこ もこもこ / だるまさんが
ぐりとぐら / はらぺこあおむし / バムとケロ / こびとづかん / はじめてのおつかい / そらまめくん / 谷川俊太郎 / ちいさなちいさな王様 / いないいないばあ / いやいやえん / スイミー / 飛び出す絵本
2000万人の絵本サイト
「絵本読み放題」「学習まんが読み放題」「なぞなぞ読み放題」「毎日おはなし365」「読みもの読み放題」「絵本ムービー」は、スマホ・タブレットでご利用いただけます。 詳細はこちら
詳細検索