中学年くらいが読める文章量の児童書です。
実際に中学年向けと書いてあります。
実はお父さんの仕事はサンタクロースだったという内容なのですが、
サンタクロースの存在を疑い始める中学年の子に与えるのを、
私は躊躇します。
私の友人は、サンタクロースが実際にいるということを中学年の子どもに信じこまそうと、外国人のおじいさんにサンタの恰好で、
夜、家にプレゼントを持ってきてもらいました。
(その外国人のおじいさんはボランティアで施設などを回っている人で、
頼めば家にもきてくれるのです)
リアルサンタに感動したその子は、中学生になった今でも、本気でサンタクロースを信じています。
友達にバカにされても、「あいつらの方がバカなんだ」と言うほどに。
この本を読み、その友人の子を思いだしました。
サンタクロースが現実にはいないということを知るのは、
それはそれで子どもの立派な成長です。
結果、サンタの存在を信じ込ませることになる本を、
7歳の息子にはもう与えようとは思いません。
サンタの存在を確かに信じなくなった高学年から中学生のお子さんには、
ファンタジーとして読むのもありだと思います。