「おもちのかみさま」 みんなの声

どれだけ焼いても柔らかくならない、固い固いお餅のお話です。
でも神様に騙されて、七輪の上で膨らんでしまったお餅は、神様にパクリと食べられてしまいます。
そのお話の展開に、「え？こんな終わり方なの！？うわ、神様、ひどいな?」としか言いようがありませんでした。

何だか民話のようなおはなしです。
台所でカチカチの状態で見つかったおもち。
色んな人が食べようとするのですが、
どんなに熱い火で焼かれても、ちっとも膨らまない。
おもちは、絶対に誰にも食べられまいと修行をするのですが、最後はあれまあ。
分かりやすくてユーモラスなお話でした。
私はおだんごぱんを思い出しました。

インパクトのある表紙のイラストに惹かれて、手に取りました。
先日読んで面白かった「ぬかどこすけ ！」の作者さんだとわかって、嬉しかったです。
やわらかかったお餅が、長い間忘れられ、身も心も固くなってしまいます。
お餅は誰にもたべられまいと決心して、修行の旅に出るのですが、そこにかみさまが現れて…というお話。
お餅にとっては、ちょっとかわいそうなオチでしたが、そういうものだから！と納得して笑えました。

表紙にひかれて読んでみました。食べられないほど固いおもちが、修行まではじめる展開にはびっくり！　最後のオチもおもしろく、楽しいお話です。おもちのゆたかな表情など、ユーモアあふれる絵は、迫力がありました！

むかーし　むかし

おもちは　柔らかかったのに　長いことほおっておかれて　カチコチの固いおもちに・・・・
いくらやいても　ふくらまない　　　でも・・・不思議なのは　火にかけられたら　こげてしまいそうなのに・・・・・

みんなに　膨らまないおもちは捨てられて・・・・捨てられて　　
身も心も固くなった　おもち　　　意地はって　食べられないぞと心に決めたんです

おもしろいお話です

そして　とうとう　高い山に登って修行するのです　ここは　笑えますね〜

こんなに修行して　どうするの？

なんと　神様にであい　　　　座禅を組んでいるおもちは
「おもちの　かみさまじゃ」といわれて・・・・喜ぶのですが・・・
　　
しかし　神様が「やっぱり神様にするのはやめた」　といったので　おこった　おもち　
どうなったと思いますか？

かみさまの笑顔は　さいこうです（神様の作戦がちかな）

ふくらんだおもちは「あーうまかった」食べられてしまうんです
でも・・・・おもちはやっぱり　ふっくらふくらんで　食べてもらえるのが幸せなんでは？

「おもちのかみさま」というとても気になるタイトルに惹かれて図書館から借りてきました。硬いお餅も膨らめば美味しいのですが、きっと何度も硬くて食べられないからと捨てられてしまっているからもあって、食べられないように硬くなる修行を続けるお餅だなあと思いました。でもかみさまの知恵で硬いお餅もとうとう食べられてしまいましたが、とても美味しそうなので、お餅が食べたくなりした（笑）

カチカチになってしまったおもちが、食べられたくないと思って旅に出る･･･
表情と態度が何とも傲慢で、イラーッとするのですが、神様に言われた言葉で更に傲慢になっている様子は、何か苦笑してしまいました（笑）
ラストは思わぬ展開で、「ああ、なるほどね！」と納得。
神様がたぬきで、微妙ですが（笑）

煮ても焼いても、固くて膨らまないおもちはどうしたら食べられるのか、神様の柔らかい頭がおもちの固い頭に勝ちました。
日本作家の絵本なのに、国籍不明な展開が面白いと思いました。
ネタをばらしてはいけないですが、おもちはやっぱり食べられることが一番の天寿だと思います。

８歳次女に選びました。

硬い硬いおもちが、絶対に誰にどう焼かれても膨らまないと言って、修行していると、神様が来て「朝まで膨らまずにいたら、おもちの神様にしてくれる」と言ってくれるんです。頑張るおもち！でも、神様はやっぱり上手でした（笑）最後、大笑いでした。こんなおちだとは！