私の好きなjunaidaさんの絵本。
製本も綺麗で、飾りたくなりますよね。
街どろぼう。
山の上に1人で住んでいた巨人が
寂しさのあまり山の麓の街から一つの家をどろぼうしてきます。
巨人は誰かと一緒に暮らしたかったんですね。
ここで一緒に暮らしましょう。
ほしいものはなんでもあげますから
そう家族に伝えたところ、
巨人はまた街に行き家をどろぼうしてくることになります。
結局、街のほとんどは巨人に盗まれてしまいます。
やっと巨人の周りにもたくさんの人がいます。
もうひとりぼっちではありません。
でも、巨人の心は・・・?
ずっと寂しいままなのでした。
おかしいな?
街をどろぼうしてきたのに、
心はひとりぼっちのまま。
巨人は1人山を降りていきました。
巨人は本当の温かさを見つけることができたのです。
きっと素敵な出会いだったんでしょうね。
たくさんの物で溢れるよりも、
心が通い合う自分の大切なものがあれば
きっと心は満たされるではないかな?
そんなことを気づかせてくれる絵本なのでした