11ページも弟子の猪兄弟が前座を勤めた後、真打のゾロリが本題の恐怖の遊園地(自作)で悪さの限りを尽くす。宿敵アーサーとその妻エルゼ姫を無理やり遊園地に招待し、城を乗っ取る計画だったが…
1991年発行。当時平成3年。昭和の時代が終わり、バブル経済もはじける寸前。まだまだ昭和の香りがするネタが満載。自作とはいえ、結構なスケールの遊園地でどれだけ予算をつぎ込んだのか?みやげ物や細部のディテールに昭和を感じさせる小物が満載。
「夫婦茶碗」とか、「風雲!たけし城」(テレビ番組)を思わせる仕掛けとか、80-90年代を思い出して妙に懐かしい。
今の人は、夫婦茶碗なんて、わかるかな?ジェンダー差別とか言われるかもしれない。
果てしなく壮大に、予算や納期も関係なく、自由にいたずらを炸裂させる様子が爽快。ばかばかしくて、笑って気持ちが明るくなること請け合い。
※良い子は真似しないでね、という字幕が画面の下に出るような展開で、なかなか2020年代にはできない企画ですね。
どこから予算を調達しているのだか…