人形のぷりんが立ち上がり、ゆめみを森へ案内していきます。
森の不思議な部屋では不思議なことが次々と‥‥。
でも気にせず、ぷりんはゆめみをひっぱっていきます。
ちょっとこわい。でも、「ぷりんについて行けばだいじょうぶかな」と思えるぷりんのいきおい。
読んだとき3歳だった娘に、
「ゆめみのことどう思った?」
7歳の今たずねると、
「人形なのにへん‥‥でも、人形じゃないのかも‥と思った」とのこと。なにか意味ありげだけど、深追いはせずにおきました。
ふだんはお世話している人形に、不思議の森では助けられ‥‥
『こんとあき』のことを思い出します。
不思議探検が終わったときにぷりんが動かなくなるのは、子どもたちにとっては、現実にもどるオフスイッチのように感じられるのかも。
読んでいた私は「これで不思議が終わりかな」と、妙に安心感を覚えました。
不思議な夢を見たあとのような気分になります。