「ムーやんメーやんのけったいなおそうじ」 みんなの声

海外の作品なのにタイトルが関西弁で、文字どおり「けったい」だなぁと思い手に取りました。
ムーやんメーやんのやり取りが関西弁のせいか、まるで漫才のようです。
しかし、ふたりともボケみたいで、読みながら沢山ツッコミを入れてしまいました。
ムーやんメーやんのお隣には住みたくないです（笑）

スウェーデンの絵本作家ランドストロームさんの「Bu och Ba＊（ブゥとバァァ）」シリーズ、4作目です。
この主人公達の本は今のところ全部で7冊あります（スウェーデン語）。

スウェーデン語で読むのもいいけど、わたしはこの関西弁のがとっても好きです。関西弁を使うことによってほのぼのした雰囲気がよく表現されてるし、それにこれは正しく「けったいな」お掃除だもの！！ハハハ！
何があっても動じないだろうこの2人はとっても魅力的ですね！
途中ハプニングは色々あったけど、彼ららしくお掃除終了！
話の展開が楽しく、イラストも可愛らしい絵本です♪

子供と一緒に読む前に私１人で読んだ時は、あ〜関西弁で翻訳されているんだ〜ぐらいにしか気にとめてなかったのですが・・・
娘は大爆笑！！！！
そう、日頃聞き慣れてない関西弁がとっても新鮮でおもしろくてしょうがない感じでした（＾＾）
ムーやんとメーやんがおそうじをするお話なのですが、
タイトル通り”けったいなおそうじ”になります♪

最近は気に入った絵本は自分で読むようになった娘ですが、関西弁はやはり難しいようで、イントネーションがわからず、また言えるようになると１人で大笑いしてます！
お話の中で「そうじきはべんりやな〜」ってところがあるのですが、娘は何度言っても舌が上手にまわらず「べんぴやな〜」とか「べんきやな〜」と言っておりました（笑）
名古屋弁バージョンの絵本も是非探してみたいな〜！

「けったいな」の語句に引かれて手に取りましたが正解でした。親しみ易い関西弁で物語が進みます。

「そろそろそうじせなあかんなあ」頭をポリポリ。ムーやんメーやん2匹の羊がそうじきをかけ始めると、、、くつしたを吸い込んじゃった！もうこの後はハプニング続きなのですが当の本人は「そんなもんか」てな調子。結果オーライな結末も大いに笑えました！

部屋に掃除機をかけるというありふれた日常の一面が描かれているからか素直に読み進められました。オチもあり得る展開で作者の巧みさを感じます。

漫画風なイラストですが雌雄を区別するためにメーやんが入浴中は髪を束ねていたり、汚れてしまったくつしたをちゃんとお風呂に干してあったりと細かな部分にも目が注がれています。お部屋の変化を前ページと見比べるとより楽しめますよ。

関西弁の本は、あまり見た事がないので、とても新鮮に感じました。
ムーやんとメーやんがお掃除をします。
靴下が、掃除機に吸い込まれた！！
掃除機の中をけてみると・・・
またまた大変。
掃除はそのままでお風呂に。
最後のオチは？？
窓から風がふいて・・・
楽しい結末で、我が子は大笑い。
掃除機の中身も興味津々。
そうじせな　あかんなあ。・・・関西弁に不思議そう。
関西弁も、いいなぁと思いました。

正直、表紙の絵を見たときはちょっと馬鹿にしていました。「個性的で可愛いイラストだけど、たいした内容ではないんだろうな」と…。
ところがどっこい！短い絵本でしたが、「ぼちぼちいこか」的な雰囲気で、癒されました。
日本語訳が、「おばけやしきへようこそ！」などを手がけていらっしゃるオスターグレン晴子さんだというのも、良かったのだと思います。
この方は兵庫県出身で、それは見事な関西弁で、訳してくれていました。
内容は、散らかってきた自分たちの部屋の掃除をし始めたら、うっかり掃除機で靴下を飲み込んでしまって、テンヤワンヤの事態になるのですが、当のムーやんとメーやんが、「なるようになるわ」って感じのマイペースで、読んでいるとほんわかしてしまうのです。
日常にちょっと疲れたわ。って方に、ブレイク気分でお勧めしたい１冊です。

ムーやんとメーやんがおそうじを始めました。滑り出しは順調なのに、ハプニングが起こって・・・。ムーやんとメーやんのかわいい絵とほんわかした関西弁がとてもよく合っていると思います。