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見えない雲」 みんなの声

見えない雲 作:グードルン・パウゼヴァング
出版社:小学館 小学館の特集ページがあります!
税込価格:\628
発行日:1987年12月
ISBN:9784094081312
評価スコア 4.5
評価ランキング 8,928
みんなの声 総数 3
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  • 今日本で起きていること

    • 風の秋桜さん
    • 40代
    • その他の方
    • 埼玉県
    • 男の子、男の子

    ナビのレビューを見て今読まなければと思い、図書館で借りてきました
    この本は1987年に出版されていますが、残念なことに借り手がいなくなり、地下書庫にありました

    訳者あとがきにも書いてありましたが、大変な事故も「風化」して、人々から忘れ去られてしまう現象がここにもありました

    この物語はもし西ドイツで原発事故が起きたらと言う仮定ものとに書かれたフィクションです

    でも読み進むにつれて、今日本で起きていることと同じようで、正直恐ろしくなりました

    現実に日本でもかなり報道は規制されています。実際に放射能が一番濃く流れたのは3月15〜17くらいと、今頃になって発表し、すでに汚染されたものが全国に出回っているのはみなさんご存じのとおりです

    この本の副題に「何も知らなかったとはもう言えない」とありますが、報道されなない事は、なかったこととは限らないということを、私たちは知らなければならないのです

    訳者が「最後の子どもたち」の一部を引用した言葉が、心に残ります
    未来の子供たちからのメッセージとして、ぜひ親子で読んで頂きたいと思います

    投稿日:2011/08/05

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    4
  • もしチャルノブイリ以上の事故が起こったら

    チェルノブイリの事故後、西ドイツの原子力発電所で事故が起きたという想定で描かれた児童向けの近未来小説だそうです。

    しかも、チェルノブイリ以上の被害が出たという想定です。

    私はチェルノブイリの事故でヨーロッパ全土が汚染されて汚染された食品が多く出たことは知らなかったのですが、

    『ベルリンからの手紙』(八月書館)を読んで、チェルノブイリ事故の時にドイツ政府が情報を隠蔽し、また牛乳を濃縮させた乳清の汚染を隠すために第三国へ秘密裏に売ろうとしたのが発覚したということを知りました。

    そういう前提があるせいなのか、この小説には想像だけではない、チェルノブイリ事故後のドイツ政府の対応ぶりを経験したということが大きく反映されているような気がしました。

    14歳の少女・ヤンナ−ベルタは、学校にいる時に、事故のニュースを知ります。

    家に帰り、小学二年の弟と非難すべきか家に留まるべきかを考えます。運の悪いことに両親とも留守だったのです。

    ヤンナ−ベルタに次々に襲いかかる苦難は、親として読むには辛すぎる内容でした。

    どの個所もこれが自分の子どもの身に起きたらと考えると背筋が寒くなりました。

    まだ、島原発の事故処理は収束を迎えてはいませんが、もし今福島以外の原発で大事故が起きたら、難民になるという想像を想起させます。

    原発事故を前にしては、ただ逃げることしかないというのが本を読んで思ったことです。

    ドイツでは映画にもあり、ティーンエイジャーにも広く読まれたそうです。

    私は今までに原発に関して何の知識もありませんでしたが、子どもを守るために、怖くても原発に関する正しい知識を持ちたいと思っています。

    投稿日:2011/07/28

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    3
  • 衝撃!!!

    レビューを読んで、読みたいと思っていた一冊です。
    原発事故による悲劇の物語です。
    フィクションだと思っても、話の重さと緊迫感と、やるせない悲しみに呑みこまれ、打ちのめされてしまいました。
    福島では本当に原発事故がありました。
    大災害による大津波。
    想定外という言葉で、脆弱な安全対策を意識していませんでした。
    日本では縁のない話だと、日本の安全神話を信じ切っていました。
    でも、現地では必死の思いで避難した人たちがいました。
    この物語ほどではなくても、きっと避難した人たちからすればこの物語に共感することでしょう。

    見えない雲。
    このキーワードがたまらなく恐ろしいことに変わりはありません。
    そして、まだ見えない雲の恐怖は終わっていません。

    原発事故で、家族に取り残された姉弟。
    必死に逃げる人々。
    この本には、救いや希望がありません。
    逃げる途中に死んだ弟。
    どこかで避難しているとおもった親兄弟も死んでいたという事実。
    避難者を見つめる、排他的な冷たい視線。
    主人公のヤンナーベルタは容赦なく、苦しみを押し続けられます。

    仮想の話ではあっても、嘘ではないという説得力を感じました。
    明るさの見えない、とても怖い話でした。
    怖い話だけれど、一気に読み終えて、フィクションであることにホッとしました。

    ただ、見えない雲の恐怖は、大きくなったままです。

    投稿日:2012/05/18

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