二俣英五郎の絵がすごくかわいいのが気に入りました。「こどものとも」で「ねずみのおよめさん」を読んだことがありますが、このお話は、親戚のおじさんが婿探しの世話をやくのが特徴的。
おとっつぁんが、娘の嫁入り話に、「しぶい かおを して」いたというのが、とても人間的でおもしろかったです。
昔の人は結婚では、つりあいということを重んじたのでしょうね。だからこのように話が生まれたのではないかと。
幸せは探しにいくものではなく、案外身近にあるものかもしれないと思わせてくれます。ただ、探しに行ったからこそ、見つかったともいえますが。
昔話の中でも有名な話だと思うので、いろいろ読み比べてみたいと思います。
昔話には、日本の良さを感じるものや、何が大切かを感じさせてくれるものなどがあるので、ぜひ皆さんもお子さんと読んでもらえたらいいなあと思います。