子どもたちは、丸太小屋のマルタさんのお話を聞くのが大好き。
作り話が上手だからです。
自分は本当は、宇宙からやってきたロボットであり、
小屋の部分は顔で、大きな体部分は地面に埋まっているといいます。
しかし、悪い怪獣のバガラが地球を襲いにくるなんて言うものだから、
子どもたちはマルタさんをウソつき呼ばわりしてしまいます。
ところがその夜、大きな音がして、たいへんなことが起こります。
マルタさんの話は本当だったのです!
マルタさんのあまりに奇想天外なお話に、
大人も絵を見ながら大爆笑。
息子は戦隊ものなどは一切関心がない子ですが、
このお話自体にやられたみたいです。
大うけしていました。
おおのこうへいさんの絵本は、
よくある図書館の良書に満足できない子どもたちへのプレゼントのような本たちです。
なんともばかばかしく楽しいです。
でも。
少なくとも、こういう絵本を大人が拒否せずに与えられた子どもたちは、
絶対本好きに育つと思うのです。