「キョウリュウがほしい」 ママの声

恐竜好きの子だったら
一度はこういう「恐竜を飼う」っていう妄想
してみるんじゃないでしょうか。

そんな妄想全開のこの一冊。
でも、妄想だとしても、実際に飼うとなると
前途多難になりそうな現実が
コミカルに描かれています。
「飼っている猫をひとかじり・・」なんて、ぞっとしますが
きたむらさとしさんの絵が笑いを誘います。
読み進めていくうちに
恐竜を飼うという妄想現実は「夢オチ」するのですが
現実的に「・・・ウサギを飼いたい」という主人公に
またクスリときます。

７歳の息子と一緒に読みました。
キョウリュウが欲しくてたまらないアレックス。おじいちゃんと一緒にキョウリュウデパートへ行き、どれを飼おうかと思案します。
本当にキョウリュウを飼うことになったら大変ですが、夢があっていいなと思いました。息子も終始ニコニコ顔で、自分とアレックスを重ねているようでした。
きたむらさとしさんの可愛らしくて楽しい絵が、お話とぴったり合っています。