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九月姫とウグイス」 ママの声

九月姫とウグイス 作:サマセット・モーム
絵:武井武雄
訳:光吉 夏弥
出版社:岩波書店 岩波書店の特集ページがあります!
税込価格:\990
発行日:1954年
ISBN:9784001100402
評価スコア 4.33
評価ランキング 15,439
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  • 今夜から窓を開けて眠ろうかな?

     「えっ?モームが絵本?」と、こちらのレビューで知りました。
     タイのお話しと言うことで、マンダリン・オリエンタル・バンコクに晩年長期滞在した時に、この作品のベースができあがったのでしょうか。
     
     お話しは、お姫様ものでハッピーエンド。
     八人のお姉さんたちの末路が可哀想。
     末娘だけこれでは、今の時代には姉妹のいるご家庭で読んだら喧嘩の種になりそう。
     ウグイスの糞が美肌に良いというのも、なんかちょっとは関係があるのかな?
     今夜から窓を開けて眠ろうかな?
     いや、もう手遅れか!(笑)

     息子は、「一番上の姉さんは、夜・春・月曜・一月って、名前が変わったのか〜。大変だ〜。でも、それで性質がひねくれるかね〜?」と笑っていました。
     ははは、美しい言葉遣いの流れの中で、さめざめと泣きながら、姫ばかり生む「お后の首を切らねばなるまい」という王の言葉にギョギョッ!でした。
     
     異国文化の空気にちょっと触れられた楽しい読み物でした。

    投稿日:2010/03/03

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  • とっても笑えるモームの絵本

    • 金のりんごさん
    • 40代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子12歳、男の子9歳、男の子6歳

    子どもの頃に親しんだ本ですが、大人になってから改めて見てみると、なんとサマセット・モームの作品(モームの書いた唯一の絵本だそうです)で、絵が武井武雄という凄い本だったのです。
    そして、内容はというと、もうめちゃくちゃ!なんじゃこりゃというようなありえないお話なのです。でも、それがものすごく面白い!!
    舞台はタイなのですが、絵が素晴らしいので、異国情緒が漂い、気品のある雰囲気を出しています。そして、物語は・・・。

    王さまのところにお姫様が生まれる度に、名前が付けられますが、最初は二人だったので、「夜」と「昼」。そうしたらまた二人生まれたので、付け直して、「春」「夏」「秋」「冬」としたところ、さらに三人生まれたので、付け直して、「月曜」「火曜」「水曜」「木曜」「金曜」「土曜」「日曜」としたところ、さらに八人目が生まれて・・・。
    と出だしから飛んでいます。
    そしてあまり何度も名前を変えられたので、お姉さま達は、とてもひねくれてしまい、末っ子の九月姫だけはとても素直に育ったのです。
    とはいうものの、九月姫も普通のお姫様みたいに、おとなしくて控えめというわけでもなく、結構言いたいことをズケズケと言っているのですけれどね。
    このお姉さまたちと九月姫の対比がとても面白く、考えてもみなかった結末が待っています。

    普通のお姫様童話を卒業しかけた中学年以上は、この本の可笑しさを十分に満喫できると思います。
    もちろん、お母様たちも楽しく読むことのできる絵本です。

    投稿日:2006/09/30

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  • 不思議な話でした。でも、ちょこっと人生のスパイスみたいなことも書かれていて、結構、面白かったです。ちょっと不思議なのが、昼も夜も窓を開けていたので、美しくなったという考え、これって、やっぱりモームの時代の日光に当たると健康になるというのに基づいているのでしょうか? なかなか楽しめました。

    投稿日:2018/09/17

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  • ユニーク

    文章は長いのですが絵が独特で色合いも斬新で面白く読むことが出来ました。異国のお話ということで、時々怖い場面、残酷な描写もあるのだけど、ユニークな発想で名前がついたのだな、とおもしろく読みました。教訓めいた重たい話ではないけれど、考えるべき個所は結構あります。ゆっくりじっくりと読む本ですね。

    投稿日:2014/02/25

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