「つまさきもじもじ」 ママの声

意外とページ数があって、本扉を入れると36ページでした。
でも、各ページのテキストは短く簡潔なので、「長い」という感じはしませんでした。
つま先に自分の想いをのせてしまう、引っ込み思案なすーちゃんの様子が、それぞれのエピソードからよく伝わってきました。
私は友だちのれいちゃんのウチの猫の目が怖いのに、みんなに合わせて「かわいいね」といってしまうシーンで、すーちゃんがきょどっているところが好きです。
（この猫、ほんとにかわいいのに…）

つま先から出てくるなんか不思議なものたちも、物の怪みたいでかわいかったです。

すーちゃんみたいになにをするにも引っ込み思案なお子さんたちに、特に読んでもらいたいです。

お友だちと遊んでいるとき、言いたいことをグッと飲み込む姿を見るようになりました。
「嫌ならちゃんとイヤって言いなさい」
「違うなら違うって言うのよ」
とつい口を出してしまうのですが、
「いいの！」の一点張り...

そんな時にこの絵本を知人から勧められました。
YouTubeで読み聞かせ動画があったので、
内容を確認してから購入。（歌も付いていて可愛かったです）

「うわー主人公、今のうちの子だわ！」と同時に、
「私もこんな経験あったな...というか大人でもあるぞ！」
と共感。

ネタバレになってしまうので内容の感想はあまり書けませんが、この絵本を通じて息子はほんのちょっと
「この気持ちが伝えなきゃ！」
という新しい感情のラインできたかもしれません。
（できてるといいな）