「7年目のランドセル ランドセルは海を越えて、アフガニスタンで始まる新学期」 ママの声

タイトルを見て、中学生になった息子のランドセルは、まだ部屋に置いたままだなぁなんて思いながら手に取りました。
日本で使われたランドセルが海を越え、物資の不足するアフガニスタンで利用されているのは、ニュースなどで知っていましたが、こちらを読むと、実際の様子を写真で知ることができます。
6年生への読み聞かせにも良さそうな作品です。

ランドセルは小学校に通っている6年間しか使いません。まだきれいなランドセルでも子どもが小学校を卒業してしまうと活躍の場がないことを思うと「もったいない」と思っていました。でも、ランドセルにこんな「その後」があるのですね。このような取り組みを、この絵本を読んではじめて知りました。
とても良いお話だったと思います。

「ランドセルは海を越えて」は、我が家の小学生の子供が中学年の時の国語の教科書にも載っていました。
日本の子供たちが綺麗に６年間使ったランドセルたちが、アフガニスタンの子供たちに喜んでまた使ってもらえる。
素敵なお話ですよね。
こんなその後もあるのですね。
ランドセルのその後、子供に決めさせたいと思いますが、どんな選択をするのでしょう。

『ランドセルは海を越えて』に続いて読みました。
内容としては同じですが、やはりランドセルを送ってもらえて嬉しい！学びたい！という気持ちがアフガニスタンの少年少女のキラキラした目から伝わってきて、支援したい。頑張って。という気持ちが高まります。
寄付って、こういう形で誰かの笑顔と生きる喜びになっているのかと思うと、取り組みたい気持ちが高まりますね。

全ての国の子ども達が、安心して学べる環境になることを、切に願います。

ランドセルは海を越えて、アフガニスタンで始まる新学期、と副題にあります。
使用済みのランドセルをアフガニスタンの子どもたちに寄付する活動を追った写真絵本。
実はうちの息子たちも卒業まで使ったランドセルを10数年前寄付したので、その後を知る良いきっかけとなりました。
表題は、ランドセルが、日本で6年、アフガニスタンで7年目という意味です。
写真は、アフガニスタンの少女、タルサワちゃんを追います。
ランドセルを受け取ったタルサワちゃんの喜びようが愛おしいです。
新品ではないものの、ランドセルって意外に丈夫なものです。
うちもやんちゃな男子二人のものでしたが、卒業まで使用したにも関わらず、意外に丈夫でびっくりしました。
そうそう、中には、新品の文房具を詰めて送りましたね。
タルサワちゃんの生活の様子も淡々と語られます。
すぐそばに、戦争や紛争の気配があるのがリアルです。
小学生から、同じ子どもたちの姿、感じてほしいです。

小３の娘と一緒に読みました。
アフガニスタンという遠い遠い国。そこは未だ戦争が続いていて子供達はそんな環境に慣れた生活を送っている。

日本から届いた使い古しのランドセル。アフガニスタンの子供達はキラキラした目と笑顔でそれを先生から受け取る。校舎はない、机も椅子もない。ランドセルを机がわりにして授業を受ける子供達。

そんな青空教室からニコニコ笑顔で帰っていく。戦車や米軍ヘリの近くを通りながら。帰ったらうちの手伝い、兄弟の世話、それが日常であたりまえ。

娘は全てのページに驚き、自分も絶対にランドセルを送りたい！と。