佐々木マキが挿絵を描いていることから息子が「どうしても読みたい」と言った児童書です。作者は斉藤洋。
主人公の男の子が、中学受験を控えた小学六年生。内容的に、高学年と思われるのですが、息子は毎日一章ずつ聞いていました。
ぼくが塾に行こうと中央線に乗ったつもりが、動物人間のたくさん乗っている風力電車でした。
読み始めて気付いたのは、「バリツノネツキ」「チミレカワ」という特有の名前が、逆さまから読むと「キツネノツリバ」「ワカレミチ」と意味がとおる名詞になることでした。
風力電車なので、風が吹けば進みますが、風が止めば停車してしまうと、気ままな感じ。
止まったしまったところで乗客たちが潮干狩りを始めるところに驚きました。
息子は内容がすべてわかるというわけではないと思いますが、いかにもおもしろ系のお話を楽しんでいました。
斉藤洋らしいおもしろいお話です。