ある本で、この本の視点の面白さを説いたものをみました。
なるほど、そこには人の視界ではない世界が広がっていました。
この本の主人公は、「カケス」。
「カケス」がキャンプに訪れた一家の様子を追っていくストーリー。
いつもの村上さんらしい、やわらかなタッチの絵なのに
すごくリアルに森の中の雰囲気が伝わってきます。
木の上から、上空から、地面から見あげるように…。
視点を変えるだけで、これほどにも臨場感が出るんだな〜と
感心しました。なんだか映画のシーンのよう。
生き生きとした森の情景を堪能できる絵本です。