インパクトのある表紙を見て、上の子が1人読みしてました。
低学年のお子さんを意識して作られているので、もう中3の上の子には、少々物足りないお話だったようです。
頼りになるんだか、ならないんだかわからない「ヤマガタ博士」、助手の「コモリくん」、研究所に住み着いていて、物語の説明役としてもあちこちに登場するゴキブリの「チャバ」と、個性豊かなキャラクターたちが、身近な虫たちとの事件や出会いを伝えてくれる幼年童話でした。
博士よりも、むしろチャバの説明の方が、博士っぽかったです。
小さな子にも理解しやすく、虫たちの立場や生態に基づいたことをポイントを押さえて教えてくれています。
絵が多く、字も少なめなので、絵本から児童書に移り変わっていくお子さんには読みやすい作品だと思います。