昆虫に興味が出てきた息子へ読みました。
タダサトシさんの絵本はとにかくデッサンがすばらしい。
デフォルメされてるのに、きっちり描いてあります。
カマキリくんと遊びたいこんちゃん。
家に連れて帰って遊んでいるうち、カマキリくん、ぐったり(笑)
元気がないからバッタたちの虫かごへ入れてあげて眠ることに。
翌朝、カマキリくんは元気でしたが、他の昆虫の姿が・・・
「こんなひどいことをするなんて」とこんちゃんは泣きます。
でも、こんちゃんは気づく。
カマキリくんは生きた虫を食べて生きること。
そして、それを見守ることができないこと。。。
「また、遊ぼうね」とはらっぱに還してお話は終わります。
虫や縁日で買ったきんぎょなど。
小さな生き物を安易に飼ってしまい、死なせてしまったり、飼えなかった経験は誰にでもある記憶だと思います。
それを子ども自身が経験し気づき、どうすれば一番いいか答えを出していく絵本です。
きっと虫を連れて帰ってくることが息子にもあるでしょうが「どうせ世話しないんだからダメ」なーんて言うのはもったいないぞと思わせてくれました。
ついつい世話をしてしまいがちな大人が一切登場しないのも魅力的です。
きっと男の子は好きなんじゃないかな〜