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あなたのからだをだいじにするほん

あなたのからだをだいじにするほん(Gakken)

SNSで話題となり発売即重版! 入園・入学準備にもぴったりの一冊。

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さがしています」 ママの声

さがしています 作:アーサー・ビナード
写真:岡倉 禎志
出版社:童心社 童心社の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:2012年07月20日
ISBN:9784494007509
評価スコア 4.67
評価ランキング 2,334
みんなの声 総数 20
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  • 子供に戦争を伝える初めての本として

    広島の持ち主を亡くし、被曝したモノ達の声を通して、被曝の恐ろしさが描かれています。

    8時15分で止まった時計
    レイコちゃんのお弁当箱
    マリコちゃんのカバン
    トシヒコくんのビー玉

    突然の悲劇・・・
    途切れた未来・・・

    目を覆いたくなるような写真を見せるには、まだちょっと早いけど、戦争の事を伝える初めて本として、私はおすすめしたいと思いました。

    10歳の娘とは、この本をきっかけに戦争の事や原発の事などを話したりしました。

    投稿日:2012/10/01

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    3
  • 様々な本が、様々なアプローチで子どもたちに伝えようとしている昭和20年8月6日、ヒロシマ。
    この絵本では、あの日あの時、突然止まってしまった時間の中に取り残され続けているモノたちが主人公です。その時刻をさしたままの壁掛け時計。食べてもらえなかったお弁当箱。いびつに歪んだビー玉。モノたちはそれぞれ時が止まる前の暮らしや思い出を語ります。そしてあの日の『ピカアアアアアッと』光った瞬間を。以来何かを探していることを。
    それはまさにヒロシマの記憶そのものと言っていい。
    詩人でもあるアーサー・ビナードさんの言葉は平明で率直です。感傷的でもなく、感情の昂ぶりもなく、淡々と紡がれた言葉たちはだからこそ、読む人の心の奥深くにしっかりとヒロシマを刻みます。そしてその出来事のたまらぬ理不尽さに私たちはおののくのです。
    加えてアーサー・ビナードさんがアメリカに生まれ育った生粋のアメリカ人であることにも、ある種の感慨を持って読まずにいられません。あとがきに自国での学校教育において繰り返し原爆投下の『必要性と正当性を教えられた』とあります。その作者がこの絵本を作るにまで至った心の変遷はどのようなものであったでしょう。
    証言者であるモノたちのポートレイト(写真)は眺めるほどに訴えかけてくるようです。「さがしています」と。そして「ノー・モア」と。
    子どもにも、おとなにも、多くの人に手にとって欲しい一冊です。

    投稿日:2015/08/24

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    1
  • 止まった時間

    命とは時間。物たちが語るのは止まった時間、いえ無理に止められてしまった時間。

    平和記念資料館に所蔵されている被爆者の方々の遺留品に詩がつけられています。

    あの日あの時あの時間に止まってしまった命、亡くなる寸前に大切な家族や友人たちに伝えらたかったであろう言葉。

    写真と詩が語り部となり、私たちにその時が止まった時間を教えてくれたような気がしました。

    特に鮮明に印象に残ったのは紫色のドレスでした。今からでも着られそうなきれいなドレスの持ち主はいません。

    人の命は永遠ではない。その永遠ではない命を戦争で止めることがあってはならない。

    平和記念資料館にはまだ行ったことがありませんが、この本の物たちを通じて平和を守って次の世代に伝えていかなくてはならないと思いました。

    投稿日:2013/08/30

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    1
  • 話題作だったので読みました。
    前から知ってはいたのですが、なかなか手が出ず…。
    原発事故のことも思い出すし、
    とても重い絵本と感じてしまっていました。
    でも、読んでみて、これは、子どもたちに読み聞かせするべき
    絵本だ!と思いました。
    広島や長崎に修学旅行に行く前や、
    行ったあとなどに読むとよりよいと思います。
    6年生くらいにぴったりの絵本です。
    戦争反対の絵本はたくさんありますが、
    この写真が訴えかけてくるものは強烈です。
    今の時代に、アメリカ人の作者が書いた文ということにも
    衝撃をうけますし、これが世に出たことはすばらしいと思います。
    読んでいて涙が出てしまいますが、今の子どもたちに
    読んで感じてほしい本だと思うので、
    小学生への読み聞かせを決意しました。
    そして、原発は絶対反対!とあらためて思いました。

    投稿日:2013/05/13

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    1
  • 痛切な

    • ピンピンさん
    • 10代以下
    • ママ
    • 香川県
    • 女の子0歳

    広島の原爆投下の遺品たちの写真に、詩人のアーサー・ビナードさんが詩をつけた絵本です。
    戦時下なので普通ではなかったにしろ、その日も誠実に生きていた人たちが、一瞬で火傷を負って苦しんで死んでいったことが、静かにでも痛切に心に感じる絵本でした。

    投稿日:2022/03/13

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  • 普通の暮らしをしていた人が

    原爆のことを語った「ドームがたり」と同じ作者さんによる絵本です。
    広島平和記念資料館に保管されている遺品たち。
    原爆によって持ち主を失ったものたちの、持ち主の思い出と、持ち主を探し求める気持ちが語れます。
    普通の暮らしをしていた人の時が止まってしまったのを思うと、胸が苦しくなりました。

    投稿日:2020/12/17

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  • 戦争の記憶を後世に伝える本

    私は戦争を体験していません。子どもも戦争を知りません。

    だから、このような写真絵本で、戦争の記憶を悲惨さを学ばなければならないと思います。

    このお話には、沢山遺留品が出てきますが、これはほんの一部分にすぎないという事。
    沢山の人の命が生活が、一瞬にして奪われたという事を心に刻み付けたいと思います。


    お話会で読むなら修学旅行で広島や長崎に行った6年生がいいかな。
    でも、大勢への読み聞かせより、じっくり写真を見ながら親子で読みたい本です。
    読み聞かせ時間:14分

    投稿日:2019/07/05

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  • 遺品

    病院の待合室に置いてあり、写真の本だと思い開きました。
    最初はパラパラとめくり、すぐにどこかで見た・・・と気が付きました。
    原爆ドーム資料館で見た展示品でした。
    修学旅行で訪れた場所ですが、写真をみながら、資料館での記憶が瞬時によみがえりました。
    一緒に展示を見ていたクラスメイト、一般の方々の声、館内の空気、照明やガラスケースの中の展示品の数々が、一度に自分の中に押し寄せてきました。
    病院の待合室にいながら、修学旅行の当時に戻ったようなそんな感覚でした。

    忘れてはならない出来事を、このような写真で見るとガツンと胸に響きます。
    子供が戦争を学びだした頃に見せてあげたい絵本です。

    投稿日:2016/09/23

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  • じっくりと・・

    原爆資料館の地下収蔵庫にある2万1千点ほどの資料の中から14点を選んで写真に撮り
    それぞれを語り部として、
    8月6日にあったことを語らせるというような構成になっています。
    淡々とした写真なのに
    8月6日を境に途切れてしまったそれぞれの思いがあふれ出てくるような気がします。
    巻末には、それぞれの写真の詳しい解説と
    どういう思いでこの本を作ったかという、
    とても印象的なあとがきで締めくくられています。
    読み聞かせにもいいけれど
    私は、じっくりと額を突き合わせて娘と読みたいと思いました。

    投稿日:2016/09/06

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  • ものの思いが伝わってくる

    • ほっこり日和さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 男の子6歳、男の子5歳、女の子1歳

    最後に広島の原爆資料館に行ったのは、もう、何年前だろう。
    まっ黒焦げのお弁当箱、広島銀行の石段に映る影、記憶に残っている展示品が次々と思い出された。
    読み進めるにつれ、さらに鮮明に思い出される。
    ありのままの事実を、ありのままの心を伝えてくれる本でした。

    修学旅行で広島に訪れる子どもたち、平和学習を受けた子どもたちにも、ぜひ読んでほしい絵本です。

    投稿日:2016/02/21

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