3歳10ヶ月の息子に読んでやりました。妹が生まれたばかりで、お兄ちゃんとしての様子を読んできかせてやりたいと思いました。
お祭りでパイの早食い競争に熱中している親を尻目に、赤ちゃんたちはみんな探検に行ってしまいます。まだよちよちなのに、結構パワフル。野を越え、山を越え・・・。そんな赤ちゃんたちを追いかけていたおにいちゃん。なんとかみんなを危険な目に合わせないよう、戻るように注意しますが、どんどん行ってしまい、危ない目にもあいます。でも、なんとか危機一髪、危険から免れたり、お兄ちゃんが救ったりと大活躍。なんとか知恵も働かせて、無事に親のもとにみんなを返すことに成功。そんなおにいちゃんもくたくたでママの腕でお昼ね・・・。
イラストは影絵ですので、いつもとは異なった雰囲気。それでも、息子はちゃんとストーリーと展開を理解した様子。うまい構成なのでしょう。そして、やんちゃな赤ちゃんを追いかけているおにいちゃんの気持ちも察したのか、一緒になって危ない!とかあわてていました。その気になれたのかもしれません。ちょっとはらはらどきどきものでしたが、お兄ちゃんの活躍ぶりが際立っているので、息子も納得していました。やっぱり、お兄ちゃんじゃないとね・・・と。
お兄ちゃんになったら読んであげるといいかもしれない本の一冊ですよ。