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私ってごみくず、かな?!」 ママの声

私ってごみくず、かな?! 作:マーゴット・サンダーランド
絵:ニッキー・アームストロング
訳:森 さち子
出版社:誠信書房
税込価格:\1,540
発行日:2011年09月
ISBN:9784414413663
評価スコア 4.54
評価ランキング 6,970
みんなの声 総数 12
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  • 辛いですね。

    この本を読んだとき、とにかく辛い、という印象が強かったです。いじめの多い今の世の中、この本は子供たちをきっと救ってくれると思います。また、親にとってもこの本が良い見本となり、つらい思いをしている子供たちを助けてあげられるようになるのでは、とも思いました。多くの子供たち、そして親御さんに読んでもらいたい1冊です。

    投稿日:2024/10/09

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  • かなり重い内容ですが

    読んでいて非常に心が苦しくなるお話でした。

    何故ルビーは自分をごみくずだと思うようになってしまったのか?
    全編を通して親が登場しないということは、
    やはり最初は親との問題があったのでは・・・ということをうかがわせます。

    昨今、子供達に「自己肯定感」、「自己有用感」の気持ちを育てるということが叫ばれていますから、
    前半部分のルビーの強い自己否定には、
    特に親の関わりが問題であること、また学校で先生との関係が良くないことが起因していると考えられます。

    親や先生などの大人の接し方を周囲にいる子供達に敏感に察知し、
    同じように真似るようになってしまいますね。
    そのことが強く感じられました。

    後半部分では、
    ドットおばさんが、いじめっこは何故いじめっこになるのか?というお話をしているくだりが、
    とても分かりやすく、多くの人の心に響きやすいのではないかと思いました。
    本当の「いじめっこ」になってしまった人は「私は違うから」と反論してしまうかもしれませんが・・・
    そういう気持ちは、自分を見つめる勇気がないのでしょうから、
    やはりドットおばさんが言っている通りなのだろうと思います。

    非常に強かった自己否定の感情から、自己肯定が出来るようになるには、
    相当の葛藤があると思いますが、
    まだ子供の段階で、理解ある大人と出逢ったことは、
    ルビーにとって不幸中の幸いだったことでしょう。

    これから先、
    親との関係がどうなっていくか分かりませんが、
    ドットおばさんが「気付き」となって始まったルビーの変革が、
    親によってつぶされることのないよう、祈るばかりです。

    投稿日:2018/07/21

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  • 自身に自信のない弱者の残酷な行為

    この作品を最後まで読んで、ルビーの親が登場していないことに気づきました。
    なぜ、親が気になったかというと、自己肯定できない子はその生育歴に何らかの関係があると思うからです。

    さて、ここまで病が重くなってしまうとなかなか難しいと思いましたが、ドットおばさんとの出会いで、ルビーは変わっていきます。
    親じゃないんですね。(いじめについて子どもは親に語れないようです)

    いじめっ子ができる過程を語るドットおばさんの言葉に納得。
    人間とは、なんて弱いんでしょう。
    自身に自信のない弱者の残酷な行為。
    愚かなことにその行為で、他者を壊してしまうことを知らないのです。

    もうひとつ残念だったのは、ルビーの担任の先生の様子。
    ルビーの内面が崩壊しかけていることに気づけていないように思います。

    なにげない一言で、子どもを傷つけ追い込んでしまっていることがたくさんあるのだと、改めて反省しました。

    投稿日:2015/07/23

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  • 自己肯定感の大切さ!

    まわりからいじめられ,自分のことをごみくずと感じるようになってしまった主人公ルビーのお話です。
    学校の先生であるフルーティノーズ先生までもが,ルビーのことを叱ってののしる。正直とても切なく思いながら読みました。
    周りからダメ呼ばわりされれば自分をそう思ってしまう。。本当に考えさせられました。
    給食のおばさんであるドットおばさんと出会い,その状況は変わっていきます。
    ドットおばさんはルビーの失敗さえ共感しとても温かい言葉と態度でルビーに自信と強さを与えていきます。
    ドットおばさんのルビーを見守る姿は,育児において見習いたい姿だと思いました!!
    ドットおばさんは,いじめっこができあがることについても触れていて,本当にその通り〜と思いました。
    最後にルビーがいじめっこ達に自分の思いをはっきり言うシーン。
    すごくよかったです!!強くなったねルビー。
    新しいお友達もできハッピーなルビーに本当によかったよかった!!
    自己肯定感の大切さを改めて感じました☆
    ドットおばさんのような温かく大きな大人になりたいものです。

    投稿日:2014/09/12

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  • そんなことないよ

    • みちんさんさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 女の子2歳、女の子0歳

    「私ってごみくず、かな?!」衝撃的なセリフです。
    いじめられている女の子が主人公。
    たしかにみんなからくず呼ばわりされてばかりいると「私はごみくず」と言いたくなってしまうのかも。でもそれはひどすぎるし悲しすぎると思いました。
    「私はごみくずじゃない!」「私をごみくずと呼ばないで!」と言うのはみんながみんな言えるわけではないのでしょうね。
    女の子が自分を卑下するたび「そんなことないよ」と言ってあげたくなりました。

    投稿日:2014/04/25

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  • 自分の居場所

    • ちょてぃさん
    • 30代
    • ママ
    • 静岡県
    • 女の子10歳、女の子6歳

    いじめがテーマの一冊。
    いじめとは絶対にあってはならないものなのに、いつの時代も必ずある社会問題。だからこそ、強くそれに立ち向かう勇気や自分は自分のままでいいのだということ、自分の居場所をどこでもいいから見つけることの大切さを教えることは大切。この本の主人公は、いじめに遭い、自分を過小評価していたが、自分を認めてくれる隣人と仲良くなったことで、自信を取り戻し、自分らしく暮らせるようになり、やがて皆の前で、自分の気持ちを主張することもできるようになり、友達もできたので、いじめに遭っている子にはぜひ、読んでほしいし、そうでない子にも勿論出合ってほしい一冊。

    投稿日:2011/12/10

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  • ルビーの勇気

     最初の文章、「こまったことにルビーは、、、」
     いじめられているルビーを非難するような文章に、
    違和感を感じました。

     ルビーがここまで自己否定するようになるまで、
    なにがあったのか。そちらの方が気になります。
     ルビーの保護者が見えないことも、気になります。

     ルビーの勇気は、本当にえらいです。
     
     どこの国でも、いじめの問題は根深いなと思いました。
     解決法はないのでしょうか、、

    投稿日:2011/12/08

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  • ドットおばさんであるためには・・・

    自信が持てないのは、自分のことが好きになれないのは、
    きっと、本当は、自分のせいじゃない。
    子どもの頃の家庭環境、学校などの集団生活、
    その中で、受け入れてもらえなかったことによる自信喪失。
    自分を卑下する気持ちが更に事態を悪化させる。
    すごく切ない話ですね。

    みんなの心無い言葉のために
    主人公のルビーは、こんなにかわいくても、
    自分を『ごみくず』だと思ってます。
    鏡に映る自分の姿すら、歪んで見えてしまう。
    心の闇が、
    本来変わるはずのないものまで歪めてしまうなんて・・・。

    でも、ルビーは、ありのままの自分を受け入れてくれる
    ドットおばさんとの出会いによって、本来の自分を取り戻すことが
    できます。

    対人関係の難しい現代。
    娘が運良く、ドットおばさんのような人に出会えるかはわかりません。
    だから、私が、娘にとってのドットおばさんでいてあげられるように
    ありたいなと思いました。
    ただ甘やかすのではなく、本人の自信を育て、
    絶対的な信頼を得ること・・・。
    こっちも、なかなか難しそうです。

    投稿日:2011/11/30

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