上の子とハマっている錬金術師のシリーズです。
今までの巻のシリーズ・タイトルには間違いなく『アルケミスト「錬金術師」』と書いてありましたが、なぜか今回は「ネクロマンサー」と表示してありました。
和名のシリーズ・タイトルが変更したのでしょうか?それとも、作者の何らかの意図があって、変わっているのでしょうか?
というのも、この巻ではあまり“錬金術”っぽいシーンがなく、地球のサーガ(ファンタジー歴史ロマン)みたいな流れになってきているんです。
3巻のラストあたりから、うちの娘のお気に入りの「スカアハ」と「ジャンヌ・ダルク」は、どこか別の世界に閉じ込められてしまって、主人公たちと別行動になってしまったし、
主人公たちを導いてくれると思っていた錬金術師・ニコラと、呪術師・ペレネル夫妻には、
隠し事が多すぎて(ソフィー&ジョシュからは)「どうも信用できない」れっているを貼られてしまいました。
また、この4巻には「二天」と呼ばれる日本人が新しく登場します。
「二天」なんて呼ばれる歴史上人物なんていたっけかな?と、思っていたら、なんと!宮本武蔵でした!!(二刀流だから{二天」と呼ばれているですって)
日本の歴史的な解説の部分は「おや〜、おや?」と、首をひねりたくなるところもありました。もしかしたら、作者はあまり日本の歴史が得意でないのかもしれません。
「二天」と一緒に登場した新キャラは、
スカアハの双子のお姉さん:イーファ!
(ただし、スカアハは自分が「姉」だといっているので、本当はどっちが姉なのか、わかりません)
このイーファ。登場の仕方は「敵」っぽかったけど、双子のきょうだいのスカアハを心配するところで、ソフィと気があったようです。
後半からは、ソフィとの信頼関係が強く感じられました。
おまけにソフィとジョシュのために体を張って助けてくれたし!!
この物語は6巻完結予定だそうで、作者はもうラストを考えているとか……!
4巻の最後は、もうドキドキの連続でした。
この先、ジョシュはどうなるの?ソフィは!?
早く続いが読みたいです。
毎回、書いているような気がしますが、この物語は小学校高学年くらいから、中・高生くらいのファンタジーーや歴史に興味のあるお子さんたちにお薦めします!!
読んで損はありません!