きみはきみらしく たいせつなきみ3」 パパの声

きみはきみらしく たいせつなきみ3 作:マックス・ルケード
絵:セルジオ・マルティネス
訳:松波史子
出版社:いのちのことば社フォレストブックス
税込価格:\1,760
発行日:2002年
ISBN:9784264020516
評価スコア 4.56
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  • 作られた流行と群集心理

    「たいせつなきみ3」です。
    順番に読んできて、学生時代に学んだ社会学を忠実にスキャンしているように思っています。

    流行とはなんだろう?
    自然発生的なものもあれば、創られたものもある。
    この話は、現代のコマーシャリズムにもつながる展開。
    流行メーカーのウィズイット氏。
    この人は商売の成功者ではありましたが、多くのウィミックを巻き込んでしまいます。
    はじめは冷静でいたパンチネロも、雰囲気にのまれてしまいます。
    他の人と一緒でいることの安心感。
    多くの人と違う行動をすることに対する不安感。
    一緒でなければいけないんだという強迫観念。
    現代社会では、身近で当たり前のようになっている話かと思います。

    商売人は、次々と流行の流れを変えることで営利を得ようとします。
    流行を大事にする人は、遅れまいと必死です。
    回りを見渡すとそんなことがいっぱい。
    エリや、友達のルシアのように自分がしっかりしている人はいい。
    それほど「きみはきみらしく」ということは難しいことかも知れません。

    子どもにもっともらしく読んであげて足元をすくわれないよう、大人は自分を見直してみるいいきっかけを作ってくれるような絵本です。

    投稿日:2009/11/27

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