大人達がお祭のパイの早食い競争に夢中になっているときに、あかちゃん達が蝶についていってしまうところから物語は始まります。
主人公の僕が、お母さんに教えているのに気付きません。
そこで、僕が追いかけることに。
山越へ谷超え、ほら穴ありの大冒険。
しまいには、崖から転落して大変なことになります。
でも、何とか連れ戻すのに成功するのです。
僕の活躍シーンがふんだんにあって、同じ年頃の子供に読み聞かせると良いのではないでしょうか?
恐らく、僕は年中〜小学校1年ぐらいの設定でしょう。
でも何と言ってもこの絵本の魅力は、影絵のような絵です。
こんな手法の絵本は初めてです。
最後に僕はママに抱っこして眠ってしまうのですが、その頁は最高です。
ティーカップがあって、蝶がママの髪にとまっていたりします。
そして、カーテンが舞台のような雰囲気を醸し出していて、そこにママに抱っこしてもらう僕の影絵があり、何とも豊かな落ち着いた気持ちにさせてくれます。