「おやすみゴリラくん」 じいじ・ばあばの声

微笑ましいです。
みんな家族のような、どうぶつえんですね。
はじめは、あららっ、みんなの鍵開けちゃって大変と
思ったのですが、思わぬ展開、と言うか
すてきな展開です。
やさしいおやすみなさいの言葉も良いし、
みんなのもっているお気に入りもかわいい！
そして、後半の奥さんの行動が、
またとてもいい感じ。

ちょっと賢い悪戯好きなゴリラくんの表情がとても愉快でおもしろいです。警備員のおじさんの動物たち一人ひとりの挨拶に愛情が感じられます。警備員のおじさんの家に一列に並んで後についていく様子がとても微笑ましくて可愛いです。夜の動物園でも明るい絵がとても楽しめれます。月明かりで動物たちがよく見えてよかった！電気を消して真っ暗な中で、「おやすみ」の挨拶もよかったです。孫は、この場面の真っ暗な絵（？）にとても興奮して喜んでました。

動物園の悪戯ゴリラが、檻を開けながらこっそり後をついていくという動物が沢山登場する明るい色彩の絵本ですね。
大人が読むと見逃しがちな、挿絵の中の事細かな物を見つけ出す子供の着眼点のすばらしさにはいつも驚かされます。
この絵本でも、小さなネズミが引きずっているバナナを最初のページからずっと追かけていました。

じいちゃんが孫娘のお休み前に読んでやることはありませんが、母親と一緒にベッドの中で読むのが楽しみのようです。

　絵本ナビのお薦めから、今４歳の孫娘に３歳半頃に購入
　私に絵本の楽しさを教えたくれた一冊。

　何ともいえないユーモアというのですか、随所に味わいを感じさせてくれますね。
　動物はどこかぬいぐるみみたいで、登場人物もとぼけた感じの絵ですし、お話も現実離れしているのですが、そこが物語のおもしろさ。
　大人でも好きな人は、好きだろうなと思う一冊ですね。

　孫娘のおやすみ絵本の定番の一冊になってきているのもうれしい限り。
　押し付けはしないけど、ユーモアの分かる人に成長して欲しいな・・