遠くに住むおばあちゃんに、「ぎゅっ」をプレゼントしたい子ブタくん。
窓口係のイヌくんに「ぎゅっ」を送ってね、と伝えます。
イヌくんは仕分係のヤギさんを「ぎゅっ」として、仕分係のヤギさんは、郵便トラックを運転するうさぎさんを「ぎゅっ」として…。
郵便屋さんには、いろんな係がいるということもよくわかる、楽しい絵本です。
図書館でのおはなし会で読み聞かせたのですが、子どもたちは
「郵便屋さんにはいろんな人が働いてるんだねぇ」
「おばあさんのところにつくまでに、何回『ぎゅっ』するんだろうねぇ」
と、わくわくしながら聞いていたようでした。
そして、おばあちゃんからのお返しは特大の「ちゅっ」。
読み終わったあと、子どもたちは
「べたべたなつきあいがきらいなヤマアラシくんは、『ちゅっ』のとき、どんな顔をするんだろうねぇ」
なんて話していました。ね、どんな顔をするんでしょうね。仕事だから仕方ない…っていうのかしら?