猫を家にお迎えする前の日の、いろんな空想を描いたお話。
2000年刊行。
小さいころに、どうしても猫と一緒に暮らして見たくて、しつこく猫を飼いたいとだだをこねていたことを思い出した。
なかなか許可が出なかったのに、不思議なことに、猫の方からうちに来て、勝手に住み着いてしまい、結局、飼うことになった。
1匹来たら、次々と2匹目、3匹目が来て、その後、友人の家で飼っていた猫が出産したので、3匹もらって…
という風に、猫と一緒の暮らしが続いた。
そんな体験を思い出しながら、当時の自分も「明日、猫が来る」というドキドキ・ワクワク感を味わった。
本書は、どんな猫が来るか?あれこれ考えて、突拍子もない事になっていて、面白かった。
私は、現実的な想像をする子どもだったから、こんな風には考えなかった。なんだか、面白い発想ができるだけで、人生が100倍は楽しくなって、得した気分になれるのだと思った。
簡単で楽しい話で、誰が読んでも明るい気分になれます。