子どもが読む本のタイトルが「うろおぼえ」・・・!?
そのセンスにぐっときて、注目していた出口かずみさんの絵本ということもあり、手に取りました。
朝早く起きた理由さえうろ覚えのうろおぼえ一家。
買い物に行きますが、はて、何を買いに来たのかな?
途中で出会った動物たちが考えてくれて、言われたとおりに買いますが、なんか違う・・・。
うろおぼえなので、完全に覚えてないわけではないのですね。
お店の細かい描写に、つい釘付けに。
たくさんのアイスのシーンでは、ダジャレとも思える品名にニンマリ。
シャリシャリちゃん・・・(笑)
メチャクチャな買い物のようですが、家で待っていたお母さんは「なにがほしかったか うろおぼえだけど これだったきがするわ!」ですって。
そして役に立ちそうになかった石やちょうちんが、最後のページで役に立っていることも素晴らしい。
この一家は本当は何を買いに行こうとしてたのか。
チラシのページで分かったかも。
そして裏表紙に・・・ね。
謎解きのようで子どもにも楽しいと思いますが、実際にうろ覚えなことが多い年代の大人にも、あるあるで楽しんでいただけそうです。
それにしても、うろおぼえって平和だな−。