2022年刊行。
イグ・ノーベル賞(裏ノーベル賞)の紹介と、自由研究をやり方、研究テーマのアイデアの出し方などを愉快に教えてくれる学習絵本。
動物や人間を研究対象にした実験をいくつか紹介してくれている。それぞれ具体的なやり方、用意するもの、注目するところなどを教えてくれているが、「結果」は書かれていない。
読者としてはそこが非常に気になるが、この本は「自分で実際にやってみる」ことが大事なので、ど〜しても知りたい人は、自分でやってみるしかない。
体験してみると、「思っていたことと違う」「意外と手間がかかる」「思ったよりも良かった、楽しかった」「手伝ってくれる人がいて嬉しかった、仲良くなった」などの、いろんなおまけがついてくる(予定)
体験して学んでいくことは本当に大事で、素晴らしい財産になる。自分が子どもの頃にはこういう親切な本とは出合えなかったので、今は本当にいい時代になったと思った。
ちなみに、「鳩に人気のない銅像」の研究は、以前、下記の本を読んだ時に初めて知った。コーヒーの本なのに、発明や研究の本でもあり、ユーモアの本でもあり、こちらも合わせておススメしたい。(対象年齢:大人)
※「我が輩は珈琲博士 : 笑いと科学のスペシャルブレンド」 廣瀬 幸雄/著 時鐘舎 北國新聞社 2012.2
私は、科学や研究については全然わからないが、こういうわかりやすくて楽しい本がたくさん出ているので、
大人になってからも科学の事を気軽に知ることができるから、嬉しい。こういうの、やってみたいね。