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ふしぎなたけのこ」 その他の方の声

ふしぎなたけのこ 作:松野 正子
絵:瀬川 康男
出版社:福音館書店
税込価格:\1,100
発行日:1966年09月
ISBN:9784834000689
評価スコア 4.67
評価ランキング 2,259
みんなの声 総数 53
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  • 元気な男に、育てよー

    • もゆらさん
    • 50代
    • その他の方
    • 神奈川県

     誕生日に筍ご飯、といえば端午の節句だね。
    瀬川画伯の絵が躍るわ、吠えるわ、魅せるわ、ワクワクします。
    天を貫いてぐんぐん伸びる筍は、もう子どもではないくらいに伸びて、
    ずどーんと倒れた先がなんと、海!
    100年このかた尋ねることもなかったという山奥の村人にとって
    まるで専用道路ができたようなもの。
    たろの誕生日は、山と海をつないぐそりゃあ目出たいものになったね。
    ひょっとして、これが端午節句の始まりなのかなあ。
    とても興味深い、絵本でした。
    松野正子さま、感謝

    投稿日:2015/04/16

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  • とっても勢いがある

    どんどん伸びる、たけのこと一緒で、このお話は読み手をぐんぐんひっぱっていきます。のんびりした昔話ではありません。
    こんな奇想天外で勢いのあるお話をささえている絵。とっても良かったです。小ぶりながら横長い紙面を上手く使っていて、尋常でないたけのこの大きさがひしひしと伝わってきました。
    そして、思いがけないラスト。今は、山に住んでいても海のものも食べられますが、それってありがたいことだなって、改めて思った次第です。
    長く読まれてきただけあって、おもしろい絵本でした。

    投稿日:2015/04/09

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  • 1972年 こどものともの絵本が 我が家の本箱からでてきて懐かしく 読んでみました。

    たろが お母さんにたのまれて たけのこ掘りにいったら、上着を掛けたら・・・なんと ぐんぐんのびて・・・・
    話の展開がおもしろい!

    瀬川さんの絵は人々の動きや 表情が伝わりお話をさらにおもしろくしているんです

    お話もリズムがあって声を出して読むとおもしろいです。

    なんと たけのこを伝わって走っていく 姿がなんともおかしい
    海を知らない人たちが 初めて海の水をなめた時の顔

    本当に初めて海を知ったら どんなに感動するかが人々の表情でよく分かるのです

    貝や こんぶ かに さかな 当たり前な今の私たちには ちょっと想像できそうにありません

    たけのこのおかげで 世界が広がったんですね
    昔の人々の生活が発展してめでたし めでたし

    たろも 嬉しいでしょうね!
    私も 何かしら 嬉しい気分です!
    昔話のおもしろさを 味わえました

    投稿日:2010/01/24

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  • 私が子供のころの絵本です

    • 風の秋桜さん
    • 40代
    • その他の方
    • 埼玉県
    • 男の子16歳、男の子14歳

    私が幼稚園のころにこの絵本を持っていました
    話の内容はほとんど忘れていましたが、挿絵のおもしろさがずっと心に残ってました
    今読んでみると、すごいストーリー仕立てで、貧しかった山奥の村人たちが、海に迷わずたどり着くことで栄えたという、幼すぎた私は理解して無かったと思います

    それよりもたけのこが雲を突き抜けた絵や、倒れていく横長の絵に引かれていたような気がします

    今の子供は情報が多いので、海を知らないの?と
    時代の流れを感じますが、やはり良い絵本と言うのは時代を超えて、読み継がれて行くのでしょうね!

    投稿日:2008/02/10

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  • たけのこは食べないのかな?

    私の小学1年生のときに、教科書の一番最後に載っていたお話です。

    懐かしくて図書館で借りてきて、姪っ子に読んであげました。でもちょっと文字が多かったらしくて、姪っ子は最初の1ページ読んだところで、あーちゃん(姪っ子が私のことをそう呼びます)代わって読んでと言いました。そして最後のページになるまで聞いていました。

    たけのこがのびてのびてのびて、天高くのびて、たろーも一緒に天高くのびてどこまで行くのか、姪っ子もすごいねと言っていました。

    そしてたけのこが切られて海まで行くのに、姪っ子もびっくりしていました。

    でも、話の最後になって、たけのこは食べないのかなと姪っ子が質問してきたので答えに困りました。

    投稿日:2007/01/06

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  • よかった。よかった。よかった。

    • ハリーさん
    • 20代
    • その他の方
    • その他

    海を知らない、山の奥の村のできごと。
    たけのことりにきた「たろ」は、
    おめあてのものを掘ろうと、近くのたけのこに上着をひょいとかけたら、
    そのたけのこがどんどん伸びはじめてしまった。
    あわてた「たろ」は上着をとろうとたけのこにしがみついた。
    すると大変、どんどんどんどん、たけのこはのびていき、
    空の高いところでようやく止まった。
    びっくりしたとうさんとかあさんは、近所の人たちと一緒に
    たけのこを切り倒した。
    たけのこをつたって「たろ」を探しに行くと、
    ついたところは、海!
    海を話でしか聞いたことがなかった村の人たちは、
    たろが無事だったこと、海を見つけたことで大喜び!
    それからは、倒れたたけのこを伝って、迷わずに海に来ることが
    できるようになり、海の幸、山の幸の恵みを受け、
    みんな幸せに暮らすことができました。

    というおはなし。
    緊張感と、期待感、最後の言葉、
    「よかった。よかった。よかった。」
    が、心に響くおはなしです。

    投稿日:2004/11/04

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  • 山のずーーーーっと奥のお話です。
    今夜はたろの誕生日。お母さんにたけのこを採ってくるよう言われました。たけのこを使ってごちそうです。
    たろうは、竹やぶでたけのこを掘り始めました。少しすると暑くなってきたので上着を脱ぎ、すぐ近くのたけのこにかけました。すると、そのたけのこが、にょきにょき伸び始めたんです。たろは上着がなくなってはこまるので、にょきにょき伸びるたけのこに飛びつきました。でも、たけのこの成長は止まりません。どんどん伸びます。
    いつまでたってもたろが帰ってこないので、お母さんが心配して探しにきました。すると、ぞうりが落ちていて、なんとたけのこがにょきにょき伸びているんです。「たろやーーーい」と呼ぶと上のほうから「ん・・・ん・・」と声が。母さんは急いでお父さんを呼びに行きました。隣の人も、そのまた隣の人も。村の人たちみんなやって来ました。
    それでも、たけのこはまだまだ大きくなります。やがて、たけのこも大きくなることに疲れ、そろそろ竹になることにしました。その前にちょっと一休み。
    竹の成長が止まったら・・・「もう切るしかないだろう」とお父さん。みんなは斧やなたをもち切り始めました。すると、竹が勢いよく倒れ始めました。いくつもの山の上に・・・。村人たちは倒れたたけのこをたどって、たろのもとに急ぎました。たろの倒れていたところには池がありました。でも、池だと思ったら、それは海だったのです。海のはなしは、ひいじいさんから聞いたことがありました。魚、貝などたくさんあるところ。でも、海にいくには遠すぎる。迷子になってしまうから、もう100年も行った人がいないこと。でも、この大きなたけのこをたどってきたことで、海にこれたんです。これからは、このたけのこをたどってこれば、道に迷うこともありません。村人たちは、海にもいけるようになり、幸せに暮らしました。読み終わったとき子供が「これおもしろいじゃん!」と。

    投稿日:2002/12/19

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