これはひざの上で絵本として読んであげるより(いつものように姪っ子に読んであげていたら最後は舌がまわらなくなり何いっているのかわかんなくなった)絵本を卒業しかけた子供が自分の力で読む児童書ですね。
クリスマスのお話っていろいろあるけど、大人にクリスマスの本は? と聞かれたらこの本が一位になるのじゃないかなぁ。
強欲なスクルージが生前いっしょに組んだマーレイの幽霊と過去、現代、未来の幽霊に出会って、このままだと鎖につながれた幽霊になると脅されて、それにいろいろな家のクリスマスを見て、改心するお話です。クリスマスって聖なる日だから幽霊など出てもいいの?と少し思っちゃいましたが、ディケンズの筆の冴えは見事で、息もつかせない展開で「?」を吹き飛ばすぐらい面白いです。
集英社の少年少女世界名作の森シリーズは全部で20巻で私が小学生の頃、本を手にいれれば翌日がテストの日であっても勉強をせずに読みふけった名作ぞろいです。ぜひ姪っ子にもこの20巻を読ませたいと思います。