「いわんこっちゃない」 なかなかよいと思う みんなの声

おじいちゃんの言うことは悪いことばかりよく当たる…えー！と思いましたが読んで納得です。
手を洗う時にひじまでそでをまくらないと気持ち悪くなる等は私もこどもによく言います。この絵本の男の子のようにうちのこどももなかなか素直に聞いてくれないことがあります。
このおじいちゃんの忠告を聞かずに悪い結果になるのは仕方ないかな。年長者の忠告はしっかり聞いておくと吉ですよ（笑）。

表紙を見て６歳娘は、この人占いする人なの？？と不思議そうに言っていました。占い…ではなく、おじいちゃんは預言者でした。この預言者なら、私もなれそうだなーと笑えました。だって、転ぶから走らない！と言った瞬間に我が子たちはこけますから。

大人の言うことは、経験から得たこと。注意は聞いた方がいい。ということが、楽しく伝わってきます。ついでにことわざのお勉強にもなり、一石二鳥でした。
怒るんじゃなく、預言者のように注意して失敗させるっていうのも一つの手だな。とママの勉強にもなりました。

１年生の息子と３年生の娘と一緒に読みました。
主人公の男の子がおじいちゃんにいわれている予言が、自分たちもよく言われていることなので、子供たちは予想できていました。
おじいちゃんの言っていた通り、私が普段子供たちに言っている小言はまさしく「転ばぬ先の杖」なんだよ！と言いたくなりましたが。。。なかなか届かないんですよね。

たくさんのことわざも登場して、楽しく読めました。小学校低学年の子にオススメです。

おじいちゃんと孫の毎日を通して、生活の大事なことが描かれています。
おじいちゃん「○○しなきゃ、こうなっちゃうよ」
孫「しなくたって大丈夫だよ」→「やっぱりおじいちゃんのいうとおりになっちゃった〜（涙）」
の繰り返しです。
そしてこのやりとりは、日々、母と子の間で行われているものなので、おじいちゃんの気持ちわかるわーとうなずきながら読みました。母と子ではけんかになってしまいそうでも、おじいちゃんとはすこし距離があるからかそうならないのがいいですね。
ことわざも学べます。小学生向きかなと思います。

小さい頃思いました、どうして母は私のことが

何でも分かるんだろうと。

ウソをついてもごまかしても、ばれていました。

大人はすごいもんだと思っていましたが、

今自分が大人になり、母になると同じように

何でも分かる気がします。

とうぜん、おじいちゃんおばあちゃんなら

もっともっとわかると思います。

親の言うことを聞いていたら、間違いない！！

親になった今だからわかります。

この絵本でも、そんな部分をいくつか

垣間見ることができます、オススメです。

おじいちゃんの予言（？）は、身に覚えのあることばかり。
痛い目をみても、なかなかやめられない。
それでもおじいちゃんは、孫のために繰り返すのです。
そしてことわざが歩いているようなおじいちゃん。
素朴ですがためになることわざ絵本でした。