真ん丸なお目目がかわいいねずみくんとふくろうさんの表紙に惹きつけられました。
眠りたいのに眠れないねずみくんは、色々な動物のところに眠る方法を教えてもらいに森に出かけます。
でもうさぎさんも、いのししさんも、森の王であるしかさんも誰も答えがわかりません。
最後に出会ったふくろうさんが教えてくれるというところでストーリーが終わります。
それではいっしょにふくろうのふくろをあけてみましょう
という一文でおしまいになるので、小さな子には、何となくストーリーが完結せずに終わったような感覚があります。
親子でフクロウの袋を作って用意しておくのが必要なようです。
ふくろうの袋?と言われても何のことやらわかりませんが、それに関しては丁寧に書かれています。
なかなか眠りに付けないという子どもに対して、眠ることが楽しくなるような工夫が載っています。
ゆっくり呼吸して、数を数えるとか・・
自然の音のCDを聞くなど・・
確かにどれも試してみると楽しそうです。
なかなか眠ってくれないという子どもさんに向けても、早く寝てほしいと願うお母さんに向けても、眠りが楽しいことに感じられるかもしれません。
幻想的なイラストだけでも私は眠たくなれそうです。