マリオ・ラモと言えば「ママ」「さかさま さかさま」を初めとして、一発ギャク的なオチが秀逸がフランスの人気絵本。
「いちばんうつくしいのはオレだ」を先に読んでいたので、待ち焦がれていた一冊です。
オオカミが森の中を、出会う動物や人に、誰が一番強いか尋ねて散歩します。
赤頭巾ちゃん、三匹のコブタ、七人の小人とか、オオカミが一番と答えるので、オオカミはどんどん好い気になっていきます。
ここまで来るとオチが見えてきてしまうのですが、そのオチの動物が何とも言えません。
こう来たかという感じですが、パパでなくママが一番強いというのが、大きなポイントでしょう。
世のママは、強い者ということを暗示しているようで、読み手のパパとしては一寸やりきれないかも知れません。
とは言え、オチとしては、なかなかの作品で、子供に大受け間違いのないところだと思います。