「ジャックとまめのき」 なかなかよいと思う みんなの声

武井武雄さんの絵を辿って出会った絵本です。
武井さんのの個性的な絵も楽しいのですが、お話も一味違う感じがしました。
お父さんの仇討ちをして、宝物を取り返した形のお話でしたが、もともとは最後に登場するような、立派なお屋敷に住んでいたのでしょうね。
大男の暮らしぶりや、家の中に残った豆のことなど、想像をふくらませると、知っているはずのお話も、夢が拡がってきました。

お父さんが死んで貧乏なジャックはどうして働かなかったのでしょう？
お話を読んで　こんなことをはじめに思いました？

お母さんは　牝牛を売ってくるように言います　　　道で出会った肉屋と豆と取り換えたのです　
お母さんは怒って　投げ捨てます
その豆の木が空高く伸びて　ジャックは登っていきます
すると女神があらわれて「お父さんを殺し三つの宝を盗んだ　大男がいると教えてくれました」
大男は留守で　おばさんが　ジャックを隠してくれたのが幸いでしたね
ジャックは金の卵を産む鶏と宝の袋　竪琴を取り返し逃げます
大男は追っかけてきますが　　ジャックは　豆の木を切り倒し大男は真っ逆さま

これでめでたしめでたし　　お母さんと幸せに暮らしました

イギリスの昔話です。作者は子供のころに読んだこのお話が好きで幼き頃の感動をこの作品に書いたと後書きで読みました