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はらぺこねこなかなかよいと思う みんなの声

はらぺこねこ 作:木村由利子
絵:スズキ コージ
出版社:小学館 小学館の特集ページがあります!
税込価格:\1,100
発行日:2007年10月
ISBN:9784097262435
評価スコア 4.36
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みんなの声 総数 13
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  • おそれ多い展開

    基になっているのが民話だからでしょうか。
    他にも類書があったと思うのですが、これほどに怖いもの知らず展開ははじめてです。
    町に出たはらぺこねこは、結婚式の行列を呑み込み、葬式の行列を呑み込み、怪獣と化してタブーとも思われる良識をくつがえしていきます。
    さらには月と太陽をも呑み込んでしまうという、神をも恐れぬ悪行を続けます。
    少しおとなしめのスズキコージさんの絵ではありますが、この絵本には驚愕してしまいました。
    他の話では呑み込まれたカニがはさみでお腹の皮を切り開いたりしていましたが、太陽を呑み込んでお腹の中は焼けたりしなかったのでしょうか。
    こんな想像をすると、前に呑み込まれた人たちが可哀想なので、何より無事に帰還したことを喜びましょう。

    投稿日:2017/06/17

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  • ネコの存在がこわ〜い

    北欧の民話 このお話は 語りで聞きました 
    テンポ良く語られて トントン拍子だったので お話をおもしろく感じて聞いていました。

    絵本は スズキコージさんのネコの絵がリアルで 怖い感じがしました
    みんなが ねこに 「ねこさん ごはんは すんだかい?」みんながネコのことを 優しく聞いてあげているのに・・・

    ナンセンスな話ですし お月様や お日さままでたべるなんて ネコは化け物ですね
     
    北欧の民話は このように残酷なところがあるのですが、最後は 三匹のヤギのがらがらどんの一番強い やぎが 「そいつはどうかな。力でしょうぶだ。」  そういって立ち向かうのですこの潔さ(ちょっとすーとしました)
     
    次々と飲み込んだ ネコのおなかの中からは いつもと変わらない様子で  みんなが出てくるなんて   な〜んだ           結末に安堵しますが、 ちょっと拍子抜けです

    おばあさんは おかゆをおさらごと もってかえるという 元通りになるのですが、 ネコの存在は 何だったんでしょう ただの おなかをすかせた 化け物ネコ?  大きな大きな ネコの存在がこわ〜い お話でした

    語りで聞く方が すーとお話のおもしろさに入れたのです。
    絵本の絵のリアルさ  自分で読む 繰り返しの 長さなど絵本では長く感じました。

    昔話を絵本にするのも難しさがあるな〜  こんな事を感じました。

    投稿日:2011/09/17

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  • おばけねこ!

    • 多夢さん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 女の子10歳

    あるところに、お百姓さんが、1匹のねこを飼っていました。
    ところが、このねこときたら、びっくりするほど大きくて、
    どうしようもないくらいおおぐらいだったのです。

    ねこは、おかゆをたいらげると、次にお百姓さんをぺろり。
    まだ、おなかがぺこぺこなねこは、次におかみさんとめ牛をぺろり。
    まだまだ、おなかがぺこぺこなねこは…

    次から次へと出合った者たちを飲み込んでいくねこ。
    月や太陽までも、ぺろり。
    もう、あきれてしまいます。

    このねこ、最後はどうなるのだろうと心配していたら、
    なんと、やぎにつつかれ、谷底の川にまっさかさまに!


    北欧の昔話です。
    昔話に良くある繰り返しがあり、子ども達はそれが楽しいようです。

    そういえば、以前、サークルのお友達が、
    年長さんで、ストーリーテリングをしていたのを思い出しました。
    みんなわくわくして聞いていました。

    こわ〜いおはなし(?)だけど、
    スズキコージさんの描くねこは、なんか憎めません。

    投稿日:2011/03/18

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  • 太陽まで!

    • 桂はなさん
    • 20代
    • せんせい
    • 千葉県

    出だしがまずすごい。
    ねこがあまりに大ぐらいでいやになったので「首に石をくくりつけて川にしずめてしまおう」とするのです。とんでもない飼い主です。子どもたちも「ひどい」といいます。
    この時点ではねこは被害者なのですが、その飼い主をはじめ、出会うものを次々と食べていってしまいます。
    昔話によくある繰り返しが続きます。その回数が多いので聞いているほうは飽きてしまわないかと心配だったのですが、しまいには、月や太陽まで食べてしまう様子を目を丸くして聞いていました。
    最後はヤギが出てきて、猫を蹴落としてみんなを助けます。
    太陽まで食べてしまったねこに勝つのが、ねこより小さなやぎだというのがいい。
    私としては、そもそも悪いのは飼い主なのに、ねこだけ死んでしまう結末がいまいち釈然としないのですが、子どもたちは「やぎ、強え〜」と大喜びでした。

    投稿日:2010/05/20

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  • 驚きの表情を隠せない子どもたち

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子14歳、女の子9歳

    「世界名作お話絵本」シリーズの1冊です。このお話は「北欧民話」を原作に文が作られています。昔話や民話とうのは、再話者によって、同じお話でもいくつかのストーリーがあり、それらを読み比べてみると、伝えられた地域性や再話者の癖などが出ていて面白いです。

    私がこのお話を最初に知ったのは、お話の勉強会の時でした。
    短いお話の中に、ものすごく大きなおなかの猫が登場して、いったいどこまで食べたら気が済むんだろう。と、ワクワクドキドキしました。

    私が聞いた話とこの絵本のストーリーでは多少「はなし」が違いましたが、根本的なところは同じなので、我が家の子どもたちに読み語ってみました。
    聞いているうちに、「えっ?!」と、驚きの表情を隠せない子どもたちを見て、「そうだろう、そうだろう」と、楽しく読みました。

    また、スズキコージさんの描かれているいかにも化け猫っぽい「腹ペコ猫」の姿が、ものすごくイメージに合っていてよかったです。

    投稿日:2010/02/12

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