ロンドン橋がおちまする!なかなかよいと思う みんなの声

ロンドン橋がおちまする! 訳:渡辺 茂男
画:ピーター・スピア
出版社:復刊ドットコム
税込価格:\1,980
発行日:2008年04月
ISBN:9784835448138
評価スコア 4.33
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みんなの声 総数 8
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  • どっ、どうしよう?

    • もゆらさん
    • 60代
    • その他の方
    • 神奈川県

     タイトルの緊迫感に、なぜか推されて手に取った。
    子ども遊び「ローンドンばーしおーちーる、おーちーる」は頭になかった。
    大人の目線で読むこともできる歴史書だと思う。

     橋という建造物の建築設計に関わる人間なら、冷や汗ものの一冊か。
    その苦悩の全容が、スピアの緻密な観察と洞察力によって
    実に丁寧に細かく、当時の現実に照らし合わせてだろう、
    工業技術革新、都市の文化水準や居住環境にいたるまで、
    しかも面白く描きだされているから目が離せない。
     途中から何やら落語のように、冗談を真に受けるような
    社会の世相を皮肉る唄とともに絵が展開されていく。
    一般の国民と、既得権益層と、その狭間に立つ設計家の苦悩が
    ページからにじみ出るように読取れる・・・、あっ、
    これはいかん!と気付いたか? 唄は振り出しに戻って
    「これはマザーグースのおうたよ」とあどけなく微笑んで
    622歳の年老いた努力の橋を、新しい橋が敬意をもって見送る…。
    とても素敵なエンディングだね。

     本気で描かれているから、のめり込める絵本だ。
    建築家を目指す子どもたちにも、おすすめ。

    復刊ドットコムに、感謝

    投稿日:2016/07/29

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  • おなじみの歌ですが、、、、

    ロンドン・ブリッジ・イズ・フォーリン・ダウン♪フォーリン・ダウン♪フォーリン・ダウン♪、、、のあの歌の絵本。続きがあるのは知っていたし、歌詞も知っていたので大人の私としてはさほど得した感はなかったですが、「落ちた!」じゃなく「落ちまする!」なのが笑えてよかったです。

    実際はこれ、遊びもついていて、「落ちた!」と同時に手を組んだ子供の輪にはさまった人が人身御供になるんですよね。思えば残酷な遊びです。

    絵本としては普遍的な内容で知識を与えられて、まあまあ良いかと思います。

    投稿日:2012/05/01

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