偕成社ワンダーランドの1冊です。
児島なおみさんの表紙絵が凝っていて、キレイです。
柏葉さんのファンタジーは、ものすごく日常的な生活をしている主人公が、何らかのきっかけで不思議な国の扉を開けてしまうものが多く、
ファンタジー好きの子どもたちが共感できるストーリーだと思います。
このお話でも、主人公の理子(さと子)は、おばあちゃんに教えてもらった珍しいフルーツ・マルメを食べたことで、1匹の竜の案内人にされ、竜と一緒に探し物をすることになります。
理子のおばあちゃんが美味しい役どころです。
このワンダーランドシリーズは大変読みやすい文字の大きさ、行間で作られているので、一度読みだしてさえすれば、その内容の面白さと読みやすさに、物語の世界に引き込まれていくと思います。
小学校の中学年から高学年くらいにお薦めです。
「これから…!」と、いうところで、話が終わっているので、続きのお話がありそうです。
理子と竜たちが今後どうなっていくのか、気になります。