一人で退屈しているクマネズミのところへ、とても素敵な「友だちからの手紙」。
素敵な友だちだという手紙には、差出人が書いてない。
手紙に喜んだクマネズミさんは、「友だち」に会いに出かけて、差出人探し。
友だちについて考えさせられる絵本です。
たずねあるいていくと、屋根が壊れて大変なカヤネズミさん、足をけがしたカエルさん、クマネズミをたずねたけどカーテンが閉まっていたから帰ってしまったモグラ夫婦、そしてクマネズミと同じように退屈しているコウモリくんがいることを知りました。
クマネズミは、自分のことより友だちのことを思うことを学びました。
差出人はわからなかったけど、クマネズミは友だちの大切さを知りました。
自分の周りに友だちがいっぱいいることもわかりました。
気持を伝えること、友だちとして助け合うこと、待っていてはなかなか気持が伝わらないこと…。
友だちのことを考えること、大切にすること…。
そんなことを理屈っぽくなく、温かみのあるアドバイスを子どもたちに伝えてくれます。