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三ねんねたろう自信を持っておすすめしたい みんなの声

三ねんねたろう 作:大川 悦生
絵:渡辺 三郎
出版社:ポプラ社
税込価格:\1,980
発行日:1967年
ISBN:9784591003817
評価スコア 4.36
評価ランキング 14,811
みんなの声 総数 13
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  • 学校の劇でやりました

    この「三年寝太郎」は自分が子供の時に劇でやった思い出があります。うちの子は、三年も寝ていていきなり起きてきて村の水害を解決するいい案を出していました。その姿がうちの子には面白く見えたみたいで「寝たらいい方法思いつくのかな〜!?」なんて言いながら楽しんでみていました。

    投稿日:2016/05/25

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  • 寝るって大切

    昔話が大好きな7歳の娘と5歳の息子と一緒に読みました。
    なかなか暮らしが良くならない働き者のねたろう。おかあさんが亡くなったショックで、「おらはたらいてもはたらいても、だめなんやなぁ」といって寝てしまいます。
    それからはお役人が来ても、子どもがからかっても、どんなにしても起きなかったねたろうが、3年3月経ったある日、起き上がったかと思うと、村のたんぼに遠くの川から水をひいてこようと言い出します。
    「何をやってもダメな時はとりあえず寝てしまう」というのは、案外、有効な対応策かもなと、妙に納得してしまいました。昔話というのは、子どもが読んでも面白く、大人にもいろいろな気づきがあっていいなと思います。

    投稿日:2014/12/19

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  • 三ねんねたろうの話しはタイトルをよく耳にしてずっと気になっていました。寝ているだけでは物語が進まないのではと思っていました。
    一番びっくりしたのが、ねたろうはもともと働きものだったということ。きっと、長年寝ながら皆の幸福のためにどうしたらよいものか、考えていたのでしょうね。

    投稿日:2013/02/07

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  • 勘違いしてました

    • ススワタリさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 男の子6歳、女の子4歳

    「ねたろう」の名前は昔話では浦島太郎、桃太郎、金太郎についで知られる「たろう」だと思うのですが、今までちゃんとお話を読んだことはなく、その名前から、ぐうたらな寝ぼすけのお話かと思っていました。しかし、「ねたろう」は本当は働き者で、素晴らしい男の人だったんですね。

    頑張っても頑張っても結果が出ないと誰でも心が折れますね。
    ねたろうは3年3カ月もの間眠って、眠りながらどうしたらこの状況を脱することが出来るかをずっと考えていたような気がしました。

    最後まで諦めない、根気よく、ということを教えてもらった気がしました。

    投稿日:2010/07/02

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  • 知ってるつもりが・・・

    このお話 知っているつもりでいたんですが
    いざ絵本を借りて読んでみたらビックリ。
    そうか〜ねたろうが眠り続けたのにはこんな真面目な理由があったんだ。
    私は単なる“ものぐさたろう”的なコミカルな話だと思い違いをしていて
    恥ずかしく思っていたら
    巻末に“もうひとつの民話”とあって
    『となりのねたろう』というお話が紹介されていました。
    そうか思い違いでもなかったんですね。ちょっとホッとしました。
    似たようなお話が昔話には多くて
    色々な捉えかたもあって面白いですね。
    ぜひ子ども達に知って欲しい昔話です。

    投稿日:2009/10/25

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  • ねたろうは 本当に寝てばかり

    昔は 病気のおっかさんを助けて 優しい、正直者だったんですね、
    それがなぜ 寝たろうになったかが わかりました。

    おっかさんも死んでしまったら 生き甲斐亡くしても仕方ないですよ。

    それが なんと 三年三月 たった 村の秋祭りに 起きたんです。

    ねっからの 正直者のねたろうは  みんなのために すごい力を出すのです。
    ねたろうのちえでなるんです。 みんなにために 川を引いて 米がとれるようになったのですね!


    いい話です。

    あくせく働く 現代人にも こんな余裕と 知恵が必要だなと思いました。

    わたなべ さぶろうさんの絵がほっこりできていいですね!

    投稿日:2009/10/16

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  • 寝るに限る☆

    • 西の魔女さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子13歳、男の子9歳

    どんなに頑張ってもどうにもならない時は
    一度横になって寝てしまえ!
    そしたらまた元気になるし 良い考えも浮かぶだろうよ…
    という民話ならでの 
    あっけらかんとしたメッセージが
    聞こえてくるようなお話でした。
    それと同時に
    どうにもすることが出来ない貧しさだと思っていても 
    やはり自分達の手でなんとかするしかないんだ!
    と農民達の気持ちを奮い立たせるお話であったのかもしれないな…
    と感じました。
    深刻な苦しみを 明るく前向きな話にして語り継いできた
    先人の心意気…見習いたいものですね。

    投稿日:2007/03/23

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  • ねたろう=パパ?!

    結構有名な民話だと思われる三ねんねたろう。
    子供のころから面白いと思っていた民話の1つです。
    本当はとっても奥が深いんですよね。
    日本の歴史を学んだ大人になって読むと、農民にとって水がどれだけ大事だったのかあということを改めて感じちゃいました。

    少し息子には早いかなあとも思いながら読んでみたのですが、息子は何よりそのネーミングが気に入ったようです。
    何年も何年も寝ているからねたろう。
    週末のパパの姿に重なったのか、この絵本を読んでからは、
    「パパはねたろう。」といっております(笑)

    この絵本を読んで思い出したのが『半日村』。
    大人はもう無理と諦めているんだけど、子供は面白半分から手伝う。それがいつの間にか、大人へとどんどん連鎖反応を起こしていく。
    最初から諦めちゃいけない。そんなメッセージを感じる絵本でもありました。

    投稿日:2007/02/05

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  • このネーミングに脱帽

    • 金のりんごさん
    • 40代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子12歳、男の子9歳、男の子6歳

    「三年寝太郎」って凄いネーミングだと思いませんか?
    このお話を読んだことがない人でも、この名前は知っているのではないでしょうか?
    (私は最近、漫画『スラムダンク』の中でこの言葉が出てくるのを発見し、「おお!」と叫んでしまいました)

    お話には、水に恵まれない地域のお百姓たちの様子が描かれています。
    『龍の子太郎』にしても『ききみみずきん』にしても、昔は結構こういう土地が多く、水を引くということがとても重要な課題だったということが窺えます。

    そんな厳しい現状を、3年も眠り続けた男のちょっとありえないようなエピソードと組み合わせることで、可笑しいながらも地に足の着いた昔話ができあがりました。
    どことなく泥臭い雰囲気が漂いますが、是非一度は読んで欲しい楽しい昔話です。

    投稿日:2006/10/01

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