「みんなともだち」 自信を持っておすすめしたい みんなの声

「こんにちは　ぼく　うさぎ」
「こんにちは　ぼく　うなぎ」
「こんにちは　ぼく　うわぎ」

と、名前がそっくりな３人が紹介しあって、お友達になったのはよかったのですが、新しいおともだちの「さなぎ」の存在を素直に喜べない「うわぎ」の気持ち、わかるなあ・・・・・・
人間関係って時には焼きもちをやいてしまったり、そのことで自己嫌悪になったり、仲間はずれにしちゃったかなあと反省したりする気持ちがあるので、「うわぎ」の気持ちが素直に表現出来てて共感しました。「みんなともだち」で締めてて、素直に嬉しかったし、爽やかな気持ちにになれました。絵も爽やかでよかったです！

さなぎが出てきた時の息子の感動っぷりがおもしろい。
うわぎ、うなぎ、うさぎ！！と唱え、大発見をしたみたいに足をバタバタさせて喜んでいました。
変わった登場人物だな〜と思っていた内容に納得し、読み手の私もなんだかすっきりしました。

うわぎ、うさぎ、うなぎ。。。１字ちがいの言葉。
それが友達関係という面白いストーリーです。
たしかに人間関係って
似ているとか　共通点がキッカケで
話をしているうちに仲良しになっていくって
ありそうです。絵本らしく　このあたりは
わかりやすいと思いました。
そこに　さなぎが加わると。。。
仲良し、ともだち、人間関係が
うまく絵本にまとめられていて
読み終えて　すごく納得してしまいました。
絵も可愛らしくて読みやすかったです。

小さなお子さんだけでなく、大人にも読んでもらいたい本です。
最初はコミカルな展開を予想していたのですが、いえいえ、人間関係をベースにした、なかなか考えさせられる内容でした。
自分と共通する部分があってもなくても、友達は友達。
友達って何なのか、考えるきっかけになりそうな絵本です。

「うわぎ」と「うさぎ」と「うなぎ」。
名前つながりで友達になった３人。
そこに「さなぎ」も仲間入りして。その時の「うなぎ」の微妙な心理も子供達には実はよくあることかも知れないな〜と思いました。
友達に理由なんてないのかも！と思わせてくれる奥深い絵本でもありました。
子供達が友達について考えるきっかけになる絵本かもですね。