「いただきますのおつきさま」 自信を持っておすすめしたい みんなの声

秋の月がテーマのお話会で読む本を探していて見つけました。
「たいへん、たいへん、たいへんです」というウサギのセリフから始まるストーリー。
なんとお月さまがバナナだった！というのです。集まってきていた動物たちは大喜びでお月さまをたべてしまって……。
これでお話は終わりかな？と思ったところで、ラストにまた違ったクライマックスがやってきて感激しました。

こんなかわいい絵なのに
まさかこうくるとは子どもも私も思っていなかったので、
どんどんありえない方向に進んでいき、
でもそれが面白くて、
4歳児も突っ込みながら笑い、
読み終わった後も何度も思い出し笑いをしていました。

シンプルな色彩なのに、アングル、物語の意外性でかなり素敵な仕上がりの作品。イラスト単体としても、私の好みです。
表紙のうさぎさんの、楽しい秘密を思い出すみたいな表情も良い。

で、読み聞かせた子供の「ツボ」は、お腹のぽんぽこりんぶり（笑）。あまりにもウケるので、このシーンでは必ず子供のお腹をぽんぽこぽん♪と私がさすります。
そして、さらに大爆笑。

しかし…、あれだけおいそうに、あれだけ巨大な「おつきさま」を食べといて、団子の心配をする…。
どんだけ〜と突っ込みたくなります。

読み終わってバナナが食べたくなった私は、左手バナナを持って食べながら感想を書いてます（笑）とても美味しそうなバナナだったので、無性にバナナが食べたくなりました（笑）お月様を食べ尽くした動物たちの太っちょのお腹に笑えました。お月様がいなくなるとお月見団子が食べれなくなると言う発想に頷いてしまう私でした。バナナの皮を縫ってバナナの皮に息を吹き込んでお月様を空に戻して一件落着（笑）朝日が、トマトにも爆笑してしまいました♪

お月さまがバナナだなんて、今の今まで思わなかった。
食べてしまっていいのかな？
とんでもない発想で、とても楽しい絵本です。
食べてしまった月を空に帰すところにも笑ってしまいました。
で、太陽はトマトですか？
固定観念がおおいに刺激されました。