「ほんのなかのほんのなかのほん 」 自信を持っておすすめしたい みんなの声

タイトルにひかれて、読んでみたのですが、びっくりしました！　本の中に、シンプルなしかけがあるのですが、これが、なんとも斬新で驚きました。お話もシンプルなくりかえしなのですが、これまた、こんなふうになるなんて・・・！　発想がすごい。不思議でおもしろかったです。

本の中に、実際に２冊の本が綴じ込まれた絵本です。
その不思議さと新鮮さと斬新さが実に面白く思いました。
同じ文章でもこうも情景や経験は違うのかと。
「訳者のことば」に、
「読書体験というのは、そこに居ながらんして違う世界を過ごし、生きる。心が重層的に増える。」
と書かれていて、妙に納得してしまいました。

シンプルなお話なのですが、次第に深くなっていくリフレイン。
このままどこまでいってしまうのかと思ったら、ちゃんと冒険の国の出口は準備してあって、疑似体験を味わったような感覚になりました。
不思議な国のような展開が楽しかったです。

題名から惹かれますね。
ええ、まさにその通りなのです！
トムくんが、両親とお出かけするのですが、
早々に両親が昼寝、トムくんは退屈して探検に出かけ、迷子に。
そこで、落ちていた本を見つけて読んでみると、という展開。
実はその本の中でも、同じ文章が繰り広げられるのですが、
場面は一新しています。
さらに、その中で読んだ本も！
でも、まったく違和感はありません。
そう、本の中では、一瞬にして違う場面へ行けるのです！
もちろん、見事な回収で、無事帰途につきます。
本の本質を体感させてくれそうです。
小学生くらいから、ぜひ、体感してほしいです。

図書館の新刊コーナーにあったので、タイトルに魅かれたので

借りてきました。本の中に、二冊の本がありましたが、どの内容

も文字は同じ文面でしたが、１冊目は、夏の海水浴。２冊目は、

スキー旅行。３冊目は、宇宙旅行。せっかくのお出かけ日和で、

お出かけするのですが、トムくんは、パパとママと一緒に過ごする

のを楽しみにしていたのに、パパとママはのんびりお昼寝。

トムくんは、お昼寝なんかしたくないので、「ちょっとだけ　探検だ」

と言って出かけていくのですが、日が沈んでみんなが帰りしたくを

はじめるので、僕もかえらなくちゃあと・・・・本が一冊落ちていて、

開いてみて、今度は、すこしだけ小さくした本で、繰り返しの

文で３回楽しめた絵本でしたが、気になったのが、パパとママは

せっかくお出かけしたのにトムくんとは、遊んでくれなくて、

パパとママでお昼寝しているところでした（笑）

当然のことながら、パパとママでトムくんを探しに来て三人で

手を繋いで帰るところは、よかったです。