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世界の国からいただきます!(徳間書店)

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なつの あさ自信を持っておすすめしたい みんなの声

なつの あさ 作・絵:谷内 こうた
出版社:至光社 至光社の特集ページがあります!
税込価格:\1,320
発行日:1970年
ISBN:9784783400356
評価スコア 4.4
評価ランキング 12,825
みんなの声 総数 14
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  • 大人にもいいですね。

    夏に読みたい、どこか懐かしさすら感じる絵本に思いました。
    これは大人が読んだからかも知れませんが。
    夏の匂い、朝の爽やかさ、特別に何か大きな出来事があったわけでもないのに、走馬灯のように思い出されるあの風景だったり情景だったり。
    誰にでもある、そんな想いがふと蘇る、そんな絵本に思いました。
    意外に、大人が一人で読むにもおすすめです。

    投稿日:2022/11/24

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  • さわやかな心地よい絵本

    • きみたまきみたさん
    • 50代
    • パパ
    • 東京都
    • 女の子19歳、男の子17歳、女の子15歳、女の子3歳

    「なつのあさ」は、谷内こうたさんのデビュー当時の作品の一つです。

    絵は、素人目には最初に稚拙な印象を与えますが、読み返しているうちに、魅力を感じてくる絵本です。

    ほぼ全頁に短い文章が添えられているのですが、1枚だけ、文章のない絵があります。
    読み聞かせの時は、この空白の頁の余韻を、どうやって子どもに伝えるのかが難しく、そして面白いです。
    「しーーーん」なんて、ストレートに言うのもいいのかもしれません。

    谷内さんは、1947年生まれ。ずっとフランスに在住されていましたが、2019年7月、71歳で亡くなってしまいました。
    まだまだお若いのに残念です。

    約30年前、「いわさきちひろ美術館」で開催されていた特別展で存在を知って以来、谷内さんは、私が一番好きな絵本作家の一人です。

    谷内こうたさんは、叔父で画家の谷内六郎さんの勧めで、絵描きの道に入ったということです。
    ちなみに、この谷内六郎さんは、週刊新潮の創刊号から、25年間に渡って表紙を描き続けた人。
    昭和56年に急逝されてしまって、その掲載は途切れることになりましたが、今も、評価が高い画家です。
    50歳を超えた私が子どもの頃、テレビで流れていた週刊新潮のコマーシャル。
    「週刊新潮は、あした発売になりまーす」という子どもの声のナレーションが印象的でしたが、あの頃にテレビで映されていた表紙も、谷内六郎さんの描いた表紙だったのです。
    お二人の谷内さんの絵には、奥底に共通するものを感じます。

    閑話休題。

    谷内こうたさんには20冊以上の絵本の著作があって、日本以外でも、フランス、イギリス、ドイツなど8カ国以上で出版されています。
    しかし、谷内さんの著作は、一部を除いて、日本ではそれほど売れていないようで、多くの絵本が休版(現実的には絶版状態)という残念な現状があります。
    「なつのあさ」はその一部の例外で、比較的売れていて、手に入りやすい絵本です。

    初夏の午前中、爽やかな気持ちで子どもに読み聞かせるのもよし。
    夜寝る前に夢の世界へ誘うように子ども達に読み聞かせるのもよし。
    さわやかな心地よい絵本です。

    投稿日:2020/11/27

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  • だっだ

    同じ作者が絵を描いた『のらいぬ』という絵本がとても良かったので、こちらも読んでみたくなりました。
    「なつのあさはみんなしろい」というセリフで始まる、自由で広大で爽やかな絵本です。
    いつもの時間にやってくる汽車を追って、丘の上に自転車で向かう男の子。耳を澄まして聞こえる「だっだ しゅしゅ だっだ しゅしゅ」という音が、なんだか自分の耳にも聞こえてくるようで、とても気持ちがよかったです。

    投稿日:2015/01/29

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  • シンプルで味わい深い

    • みるぴんさん
    • 30代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 男の子1歳

    どこか懐かしさを感じる絵本です。
    絵本から音が聞こえてきそうです。

    電車が大好きな息子は、この絵本をすぐに気に入りました。
    街の家が電車になっているのも面白く、夢の中にも電車が出て来るところは、息子も夢で電車を見ているだろうか?と考えたりしました。

    短い文章でも、とても味わい深く、ページが長すぎないのも良かったです。

    投稿日:2011/09/22

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  • 夏の朝のにおいを感じる

    • おしんさん
    • 40代
    • ママ
    • 鹿児島県
    • 男の子23歳、女の子21歳、男の子18歳

    夏の朝。早起きをした男の子は、自転車をこぎ、草の中を走っていく。
    いそげ いそげ
    みどりの小山に駆け上り、
    まだかな…

    いったい男の子が待っているものはなんだろうと、胸がわくわくしてきました。
    画面いっぱいに溢れる緑色。
    短いことばの中に、その気持ちが、びっしりと詰まっている。
    見ているだけで、夏を感じ、においを感じ、少年が味わう夏を共感できることでしょう。

    投稿日:2009/07/30

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  • 谷内 こうたさんが 見つけた、宝物の 世界。

    自転車に乗って、夏の朝 早く だ〜れもいないときに、見つけた自分だけの宝物!

    山の上で、きこえる きこえる いつもの あのおと

    あっ! きしゃの音を聞きに来たんだ。
    だっだ しゅしゅ 12345
    だっだ しゅしゅ 678910

    なんという いいひびきの 音!
    この音は、 心の中まで響いたんでしょうね!

    大好きな きしゃ どんな絵を描いたんでしょうね?

    心の中の宝物 自分だけの 色で、描いたんでしょうね。

    私も 一人で散歩したり 一人旅がすきです。

    なんだか 谷内 こうたさんの 気持ちが 伝わって、穏やかな、良い気持ちです!

    汽車のすきな子なら この気持ち すっと 解るとおもいます。

    投稿日:2007/06/19

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  • 夏の日の思い出

    文書は簡潔で絵は、油絵のようで
    とても叙情的です。
    なつのあさ、ムギワラ帽子をかぶったこどもは
    どこか懐かしい私の思い出に重なります。
    どこかで電車の音がするたび
    あっと指差す息子もこんななつのあさを
    迎えるのだと思います。
    読み終わった後の余韻を楽しめる絵本だと思います。

    投稿日:2007/02/21

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