歌に絵と楽譜がついた歌の絵本ですが、この本の特徴は「ちょうちょう」「こいのぼり」などの有名な童謡の他に、半分はちょっと聞きなれないものも含めたわらべうたが取り上げられていることです。
「童謡」は子供に想いを寄せた大人の作曲家が作った歌、「わらべうた」は母国語のことばから自然発生的に生まれたもの、だそうですが、方言や古い言い回しが使われていても耳なじみは良く、音域も狭いので2歳の子供でもすぐ覚えて一緒に歌うことができました。
古くから伝わるものは理屈ではなく、どこか懐かしくほっと和みます。
また「聞きなれない」と思っていたのは私だけみたいで、NHK教育テレビの「にほんごであそぼ」で「おちゃをのみにきてください」や「ひとやまこえて」は取り上げられていて、我が家の2人の息子は「これ知ってる!」と喜んでいました。
童謡だけでなく、わらべうたも覚えてみたいな、一緒に歌ってみたいな、という方に是非おすすめします。絵も素敵です。
ちなみに付属のCDはそれを流して聞かせるためのものではなく、親などの大人が正確なリズムとメロディーを覚えるためのものだそうです。