「世界のなぞかけ昔話2」です。
1も面白かったけど、2もよかったです。
今回「2」に載っている世界のなぞかけ昔話は、世間にはあまり知られていない、遠方諸国の昔話が多かったです。
例えば、ベンガルの昔話とか、カシミールの民話とか…。
また、ヨーロッパ諸国のあちこちに昔話とか民話の形で残っている「6-悪魔との約束」とかは、いろいろな昔話集に乗っているらしいです。こういう知識が増えることも、楽しかったです。
このお話集のいいところは、後書きでどんなお話に乗っているむかし話や民話かということを出典まで詳しく載せてくれていることです。
なぞなぞとして読み終わった後に、気に入った作品の出典を調べて、昔話を読み比べてみるのも面白いかもしれません。
「5-ミルクにとびこんだカエル」はとてもロシアらしい昔話のなぞかけで、笑えました。