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ぼくのさんりんしゃ自信を持っておすすめしたい みんなの声

ぼくのさんりんしゃ 作・絵:津田 櫓冬
出版社:福音館書店
税込価格:\801
発行日:1994年
評価スコア 4.71
評価ランキング 1,549
みんなの声 総数 6
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  • やっぱりぼくのだもん!と大事に

    3歳1ヶ月の息子に読んでやりました。三輪車で遊ぶのがまっさかりの年頃で、外にいけばすぐ三輪車。でもそろそろ自転車かなーと思っているので、自転車に夢中になると三輪車はどうなるのだろう?と。

    そんな心配を絵本にしたのがこの絵本。主人公はもう少し大きい子だけれど、自らの判断で三輪車はいらないからとゴミ置き場においたものの、それらを乗りたいと集まってくる様々な動物には、色々な理由をつけてあげないのです。そして、そんな会話をつづけているうちに、やっぱり思い出のいっぱいつまった三輪車を処分することはできない!と持ってかえってしまうお話です。

    いざ処分するとなると、三輪車に限らず後ろ髪をひかれる思いをします。それを子どもの視点で捉えたのがこの本ですね。動物たちの申し出に色々な理由?理屈?をつけて断っている様子は、エンディングを予想できますが、愛着心がどんどん植えつけられていく様子でもありますね。子どもらしい行動だと思いました。

    自分が納得するまで処分はしない、というそういう気持ちをできる限り尊重してやりたいと思いました。処分するのは意外と簡単ですが、思いを断ち切るのは大変ですから。息子はこの本を読んでやりどう思ったかはわかりませんが、いずれ同じ様な状況になるんだろうなーと思いました。親としてもどこまで付き合ってあげたらいいのかまだわかりませんが、本人の気持ちを大切にしてあげたいとは思いました。

    投稿日:2010/10/09

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  • もう使わなくたって、愛着があるんです

    • げがんさん
    • 30代
    • ママ
    • 奈良県
    • 女の子5歳、男の子2歳、男の子0歳

    ひろしくんは新しい自転車を買ってもらったので、もう乗らなくなった三輪車を捨ててくるように言われてしまいます。一度はごみ捨て場に捨てた自転車ですが、雨にうたれる三輪車を見ると気になって、ごみ捨て場に戻ってきてしまいます。そこへいろんな生き物がやってきて、「その三輪車くれないかな?」と言います。けれどもひろしくんは、あれこれ理由をつけてお断り。最後にごみ収集車がやってきて、ひろしくんはやっぱり三輪車を手放せず、「これはぼくの三輪車だ。もう捨てたりしないぞ」と持ち帰るのでした。
    いろんな生き物とひろしくんのやりとりがおもしろかったです。絵は落ち着いた色合いで、あたたかみがあり、素敵です。
    ものが捨てられない私には、ひろしくんの気持ち、わかります。もう乗らなくなっても、これまでの思い出があるし、愛着があるんですよね。いつか自然に手放せるときがくるまで…持っていたっていいよね。

    投稿日:2021/03/08

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  • ひろしは、新しい自転車を買ってもらったので、三輪車には乗らな

    くなったので、「もう 乗らないんだったら 捨ててきなさい」と、言

    われて、ひろしは、ごみ置き場に捨てに行きました。

    次の日が雨だったので、昨日捨てた三輪車が雨に打たれている

    のをみると可哀そうになってごみ置き場に来てみました。

    とかげ・かたつむり・もぐら・ねずみ・のらいぬたちが、三輪車を

    譲ってほしいと頼まれますが、言い訳を考えて諦めさせます。

    ゴミ収集車がやってきたので、急いで三輪車をゴミ置き場の外へ

    出しました。

        「これは  ぼくの 三輪車だ。
               もう 捨てたりなんかしないぞ」

    やっぱり、愛着のある大切な三輪車だから、なかなか捨てられな

    い気持ちが伝わってきました。

    投稿日:2019/10/13

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  • 乗らなくても、大事だよね。

    ひろしは、新しい自転車を買ってもらったので三輪車をごみ置き場へ捨てにいきました。でも雨に打たれているのを見るとかわいそうになって、三輪車を傘の中に入れてやろうとしました。
    するとその三輪車をゆずってほしいととかげが現れて…。

    いろんな生物が三輪車をほしがるけど、みんな上手く使いこなせそうになくて諦めちゃう。特にとかげがしっぽを車輪に巻き付けちゃう絵がおもしろかった。

    最後、「これはぼくのさんりんしゃだ。もうすてたりなんかしないぞ」と言って三輪車に乗って帰るひろし、子どもってなかなかお気に入りだったものを捨てられないよね、と思い微笑ましかったです。

    投稿日:2015/07/23

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  • わかるよ〜

    自転車を買ってもらったので三輪車をゴミ捨て場にすてるひろし。
    次の日にその三輪車をいろんな動物達が使いたいともらいにくるのですが、
    何かと理由をつけて譲ってあげず、また持ち帰ります。
    「捨てると惜しくなる」というのは子供でもそうなんですよね。
    きっとひろしはこの先は自転車に乗り、三輪車は置いておくだけなのでしょうが、
    自分の手元にあるというそれだけで安心するのでしょう。
    会話の端々にひろしの気持ちがよく伝わってきて、
    読んでいてなんとなく感情移入したくなるような絵本でした。

    投稿日:2010/05/16

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  • 実家に置いてあった、私が幼稚園のころに購入した絵本の中から見つけた絵本です。
    息子の年齢にちょうど良さそうな絵本だなと思って読んでみました。

    新しい自転車を買ってもらったので、三輪車を捨てることにした、ひろし。
    ところが、ゴミ捨て場で雨に打たれている三輪車をみていたらなんだかかわいそうになってきて・・・

    三輪車を巡っての、ひろしと生き物たちの会話がとても楽しい!
    確かにそうだな、と言うようなことを話しているのですがなぜか笑えます。

    使わなくなっても、大事な自分の物。そういう物ってあるよね。
    ひろしの三輪車に対する思いがとても心を打つ、素敵な絵本だと思います。
    息子もひろしと共感できる部分が多々あったらしく、読み終えた後も
    何度か「読んで〜」と言われたので、読んであげました。
    三輪車を卒業したての子に、ちょうど良い絵本だと思います。

    投稿日:2007/08/29

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