小学生最後の夏休みを、様々な体験をして過ごす少年たちのお話。
一人暮らしのおじいさんとの出会いによって、この少年たちはこの夏を決して忘れられないものとします。
最初のうちは演技の悪い話だなと、少々ひきぎみの私でした。
おじいさんの「死」を見るために、少年たちは張り込みをするのですから。
それでも次第に距離を縮めていく少年たちとおじいさんに、夢中になっていきました。
元気になったおじいさんは、きっと少年たちに不思議な力を与えたもらったのでしょう。
そしておじいさんもまた少年たちに多くのものを与えていきます。
そんな中で一番教えたかったのは「めいいっぱい生きる」ということだったのかもしれません。
少年たちの元気のよさ、けなげさ、一生懸命さが光るこの作品。
寂しさを乗り越え、前向きに生きていこうとする少年たちの姿に、力をもらいました。