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やまなしもぎ自信を持っておすすめしたい みんなの声

やまなしもぎ 再話:平野 直
絵:太田 大八
出版社:福音館書店
税込価格:\1,320
発行日:1977年11月
ISBN:9784834007077
評価スコア 4.69
評価ランキング 2,013
みんなの声 総数 34
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25件見つかりました

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  • お母さん元気になった

    昔話らしい情緒豊かなお話です。
    外国の絵本などにもあるように、一番下の子がなぜか優しいです。
    まあ、お年寄りに沢で水汲んできてあげるなんて、
    造作もない事なのに、お約束通り上の2人は拒否です。
    この不思議なおばあさんは、何者だったのでしょう。
    帰り道にいなかったと言うことは?と考えてしまいましたが、、
    よくわかりません。
    手を合わせて、やまなしをお供え。これでよかったのでしょうね。
    秋の山、鳥やキツネ、のどかですね。

    投稿日:2018/02/02

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  • 昔話の安定感

    病気の母が食べたいという「やまなし」を取りに行くお話なのですが
    まぁ、よくある昔話展開で
    3人兄弟の3番目がそれを成功させるというものです。
    こういう予定調和的なお話は、安心して聞けるので大好きです(^^)

    同じようなお話と思いがちな昔話でも
    この作品の特筆すべきところは
    すばらしく味のある絵と、独特な言い回し(方言)の語り口。
    このイメージを崩さないように、はっきりと滑らかに読むのは
    なかなか腕のいるところだと思います。
    ずっと語り継ぎたい名作です。

    投稿日:2012/08/11

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  • 何度読んでも飽きない力

    昔話なので、なんとなくストーリーは分かってしまって、きっと3番目の息子がうまくいくのだろうなと想像はできたのですが、「ゆけっちゃ かさかさ…」というフレーズなど、方言の言い回しが声に出すと小気味よく、また、ちょっと不気味なばあさまや恐ろしいぬまのぬしなど、味わいある挿絵に、どんどんと引き込まれていきます。
    最後にはお母さんの病気も治ってハッピーエンド。みんなでにこにこしながら親子4人でお仕事をする最後のページを見ると、常に爽やかで楽しい気分になります。
    昔話はやはり何度読んでも飽きない力があると感動しました。

    投稿日:2012/01/15

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  • 親孝行息子

    三人の息子は全員親孝行息子だと思いました。ばあさまが、赤いかけ椀に水を汲んできてと頼んでもたろうとじろうは自分のことばかり優先してもばあさまは{「ゆけっちゃ かさかさ」と言う方にゆきもさい}と教えてくれたのに、ばあさまの言うことを聞かないで違う方へ行ってしまった二人でした。それに比べさぶろうは、ばあさまの頼みごとも聞いてあげるし、ばあさまの忠告を聞くし落ち着いて行動しているなあって思いました。神様のようなばあさまに出会って本当によかったと思いました。病気のおかあさんが食べたかった山梨を食べさせることが出来たし、おかあさんの病気も治ってよかったです。三人がばあさまに山梨をお供えする場面が好きです。人の忠告は素直に聞くべきだと思いました。

    投稿日:2011/07/31

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  • 言葉の響きが美しい

    有名な本です。よく紹介されているのを見ます。
    でも、なんとなく表紙の絵の地味さから今まで読んだことがなかった本です。
    小学校の教科書で「かさこじぞう」を習ってきた息子が、昔話をいろいろ読んでほしいというので、借りてきた本の1つです。
    昔話って、描写している音の響きとか、文章とかがとてもきれいだといつも思うのだけれど、この話の中に何度となく出てくる、笹の音「ゆくなっちゃ がさがさ」「ゆけっちゃ がさがさ」もとても耳に心地よい。
    この中に出てくる、沼の主、これは何だ?サンショウウオか何なのか、実に不気味でおそろしい。
    げろりっと人を飲み込む様子は想像するとちょっと怖いです。
    でも、最後には、その沼の主を退治して、やまなしを母親に持って帰る。
    昔話は最後でほっとできる、その感じがとても好き。
    ちょっと昔話ってちょっと古臭くて、お話が長くて、私はおもしろいけど、今の子はこんなの読むのかなぁ〜と思っているところもありましたが、息子はおもしろかったみたいで、「明日もこれを読んでね。」と言いました。
    息子がこういう話を楽しんで聞けるようになっていることに、成長を感じました。

    投稿日:2011/02/19

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  • 日本独特の空気感があるファンタジー作品

     民話の魅力溢れる作品です。

     典拠は?と奥付を読み驚きました。
     尋常高等小学校の当時高等2年生(11or12歳)の男子生徒の話から起こされた作品だということです。
     この少年も、祖父母からでも聞き伝えられたのでしょうか?それとも創作?
     いずれにしても長い時を経て、平成のこの時代に楽しめる幸せを感じます。

     孝行息子たちが、病に倒れた母親のために山梨をもぎに・・・。
     一番上の息子は、逸る気持ちからか森の精霊と思われるばあ様に親切もしなければ、注意も聞かず・・・。
     二番目の息子も・・・。

     このあたりで、聞き手は三番目の息子に期待を掛けて聞くことでしょう。
     
     木の切り株に座ったばあ様が繰り返す台詞や、三叉路に生えた笹の葉の風になる音(声)、あっさり沼の主にひと呑みにされる場面や三番目の息子の大立回りなど民話ならではの味わい深い作品です。

     最終ページの絵に、よかったよかった〜と声を出してしまいました。

     日本独特の空気感がある、素敵なスペクタクルファンタジー作品です。
     お話会にお薦めします。

    投稿日:2010/10/18

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  • 民話のパターンとリズム感

    病気の母親が欲しいと言った山梨もぎに3人の兄弟が出かけます。
    たろう、じろう、さぶろうの順に出かけて、さぶろうが沼の主に飲み込まれていたお兄さんたちを助け、無事梨を持ち帰るというお話。
    お話は単純なのですが、民話のパターンとリズム感が心地よい絵本です。
    3人の兄弟はどうして一緒に出かけなかったのでしょうか?
    実はこの順番性が民話の重要な要素なのでした。
    末っ子が良い役回りなのもおなじみスタイル。
    絵本の中で繰り返される同じパターンと、お兄さんたちの行動に対する疑問形は、低学年児童にとっては、お話への参加意識を盛りたてます。
    そして、民話ならでのリズム感は、読み手にとっても心地よい響きです。
    「ゆけっちゃ」「ゆくなっちゃ」と笹、ひょうたん、きつつきが繰り返します。
    どうしてお兄さんたちは助言を聞かないのだろう?
    この本を理屈で考えてはいけません。
    子どもたちをひきつける、要素をいっぱい準備してある絵本。
    堅苦しいお話は子どもたちをひきつけません。

    読み聞かせとっては堅実な絵本だと思います。

    投稿日:2010/10/07

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  • テンポの良さが心地よい

    • クマトラさん
    • 40代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子6歳、男の子1歳

    兄弟が親の言付けで知恵比べをするお話はたくさんありますが、
    これは、言葉のテンポが良く読み手・聞き手とも心地よかったです。
    たろう、じろう、さぶろうと、読み進める中で
    ゆけっちゃ かさかさ…のフレーズでどんどん話しに
    引き込まれて行きました。
    最後に3人揃って話を導いたばあさまにやまなしを供え、
    かあさんに無事なしを届ける納まりのよさも爽快でした。

    投稿日:2010/05/20

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  • おばあさんは何者?

    昔話が大好きな下の子(年中)が気に入ってよく読みます。

    調子が悪く寝込んでしまった母が3人の息子に
    やまなしが食べたいと言います。
    やまなしを取りに行く途中兄弟はそれぞれ
    不思議なおばあさんに出会います。

    太田大八さんの絵がお話と合っています。
    大人は多分どうなるか先が読める(昔話はだいたい同じ
    パターンですよね)と思いますが、子供たちは
    とっても真剣に聞いてました。

    人に親切にする事や人の話をきちんと聞く事など
    昔話って教えられる事も多いですよね。
    語り口調も面白い昔話でおすすめです。

    投稿日:2009/11/03

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  • 昔話を読み比べ

    前にも絵本で読んだことがあるのですが、昔話絵本は読み比べることにしているので、読んでみました。

    前に読んだものよりも話が長い気がしました。

    息子も三人兄弟が出てくると大体は三番目の弟が賢いということを知っているので、上二人はうまくいかないのだろうと予想して読んでいたみたいです。

    太田さんの絵が味わいがあっていいなあと思いました。

    人の言うことはよく聞かないと大変なことになるという教訓も伝わってきました。

    投稿日:2009/08/07

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